ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰、エベレスト。1953年に初登頂がなされて以来、世界中の登山家を魅了し続けるその山は、同時に地球上で最も生きるのが難しい場所でもある。標高8848メートルの山頂では風速は時速320㎞を超え、気温は零下26℃まで低下、気圧は地上の1/3。酸素の供給を受けずに長時間留まれば、肉体と意識の両方の機能は停止。まさに死の領域<デス・ゾーン>。本作は、1996年にエベレストで繰り広げられた実話を基に映画化され、登頂の夢をかなえるためエベレストへやって来た世界各国の登山家たちが、自然が猛威をふるう<デス・ゾーン>で生き残りを賭けた闘いに挑む姿を、3Dならではの圧倒的な迫力で映像化。その臨場感あふれる映像は、極限状況に置かれた人々の群像劇を緊張感満点に描き出す。出演者は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジョン・コナー役で注目を集めるジェイソン・クラーク、『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホール、『ミルク』でアカデミー賞にノミネートされたジョシュ・ブローリン、『アバター』のサム・ワーシントン。さらに、『イミテーション・ゲーム』のキーラ・ナイトレイ、TVシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」でゴールデン・グローブ賞に輝いたロビン・ライトらハリウッド屈指の演技派たちが集結。ハリウッドの山岳映画史上、最もエキサイティングで最も壮絶なサバイバルを体感させる超大作が誕生した。

来年2016年から8月11日に<山の日>が導入されることが発表され話題となっている昨今。この度、<山の日>施行1年前記念として、エベレスト登山を題材とする本作のメイキング映像が到着いたしました!

▼『エベレスト3D』メイキング映像
https://www.youtube.com/watch?v=coKpG_EZwGw

事実に基づく物語ということもあり、リアルを徹底的に追求する為、実際にエベレストでの撮影を行い、キャストたちにも登山を体験させたという本作。はじめてエベレスト登頂を目指すベック役を務めたジョシュは「過酷な環境だったよ」と当時を振り返ります。現地の天候の下で撮ったこともあり、雪崩の警告が出たり、セットが埋まったりするなど困難を極めたという撮影現場。しかし、ツアー参加者の命を預かる隊長のスコット役を務めるジェイクが太鼓判を押すように、製作スタッフの情熱が「見たこともない景色」を生み出しています。バルタザール・コルマウクル監督は「誰も見たことのない瞬間を映画にしたかった」と熱く語っており、続けて「観客は度肝を抜かれるはずだ」とその仕上がりに自信を覗かせています。

雪まみれになって撮影を行うキャストとスタッフたちの姿や実際の雪崩の様子も収められている本映像。その壮絶さや迫力はCGを超えるものを感じさせてくれるはず。エベレストにいるかのように観客は映画に引き込まれること間違いなし!

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執筆者

Yasuhiro Togawa