第28回東京国際映画祭【期間:2015年10月22日(木)〜31日(土)】のオープニング作品として、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給、ロバート・ゼメキス監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『ザ・ウォーク』が決定しました。

ニューヨーク映画祭でもオープニング作品に!
本作は既に、9月25日〜10月11日まで開催される第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品にも決定したばかり。同映画祭のオープニングを飾った歴代作品は、アカデミー賞ノミネート始め、批評家に絶賛される優秀作であり、『ザ・ウォーク』が賞レースに絡む作品と保障されたと言えます。また、ニューヨークに引き続き、公開に先駆け東京でもいち早く映画を鑑賞できるとあって、ここ日本でも話題になることは間違いありません。

また、併せて最新予告編映像も到着いたしました。NYのワールド・トレード・センター間をワイヤーロープ一本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れて命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティ。彼がフランスからニューヨークに渡り、誰もが思いつかなかった冒険にチャレンジするまでの軌跡が垣間見える予告編は、<100%未体験>の映像体験であることはもちろん、生と死を賭けた人間ドラマをも期待させる内容となっています。

▼『ザ・ウォーク』日本語字幕版予告
公式Youtube URL:http://youtu.be/47WNSbbDbJM

この挑戦は実話。この挑戦を映像化
ロバート・ゼメキスと言えば、アカデミー賞作品賞・監督賞を受賞した『フォレスト・ガンプ/一期一会』はじめ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『キャスト・アウェイ 』『フライト』など常に新しい映像魔術で観客を魅了し続けてきたと同時にきめ細やかな人物描写に定評があり、観客をストーリーにのめり込ませる人間ドラマの名手とも言えます。
ゼメキス監督自身も「実際に高位のワイヤー上で歩くというのはどういう感じなんだろう?普通、人は見上げるだけだけれど、彼が感じていた経験をリアルに映像にするというのは、今まで誰もしたことがないと思ったんだ。フィリップには徹底的に協力してもらった。そして地上411mを感じるため、リアリティーある映像が完成した。当時の写真を3D化し、高さ、深さ、質感、空気感といったものにこだわって今までで駆使してきた映像技術をすべて使った本作は、私にとっては集大成的作品といえる」と自信のほどを語っています。
さらに、不可能にも思えるこの男の壮大な挑戦は紛れもない実話ですが、ゼメキスはプティについて「アーティストであると同時に偉大な犯罪者かもしれない。映像が残っていないので作り話めいてもいるが、彼の想いは夢を追う誰でもが共感できるものだと思う」と語り、人間ドラマに期待させるコメントも残しており、ゼメキスの最先端の映像×人間ドラマに期待せずにはいられません!

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執筆者

Yasuhiro Togawa