このたび、これまで幾多の名演で、パンク/ハードコアに留まらず国内のロックシーンの先頭を突き走ってきたBRAHMANのノン・フィクション映画『ブラフマン』(配給:プレシディオ)が7月4日(土)より新宿バルト9ほか全国12劇場にて上映がスタートいたしました。

初日は舞台挨拶などもなく、京都でフェスに出演していたBRAHMAN。おそらくそのフェスに参加できなかった熱いファンたちが劇場に押し寄せ、メイン館である新宿バルト9では、普段とは明らかに違う雰囲気で、バンドTシャツに身を包んだお客様が数多く集まり、土日共に満席の回が続出し、好評を博した。
本作は、これまであまり語られることのなかった孤高のバンドBRAHMANの内面に箭内道彦ならではの視点で切り込んだノン・フィクション作品だ。初代メンバーへの思い、家族や、古い友人の言葉、そして2年10ヶ月ぶりの新曲「其限 〜sorekiri〜」が作られる過程を通して、「人と人が共に生きていくこと」を問いかける。アーティストの名前を冠した映画には珍しく、バンドを知らない客層にも深く楽しめる映画になっているのが、この作品の最大の特徴だ。また、本作は、映画・主題歌CD・パンフレットとそれぞれ独立して楽しめるが、全ての要素が補足しあっており、この3アイテム全てを堪能することにより、映画『ブラフマン』が完結するような作りになっている。映画とパンフレットを手がけた箭内道彦と楽曲を手がけたBRAHMANの作り手同士のセッションとも言えるような見事な出来である。7月1日(水)に発売された主題歌の「其限 〜sorekiri〜」もオリコンデイリーラインキング5位になるなど、20周年を迎えなおBRAHMANの勢いはとどまるところを知らない。
鑑賞者からのツイッターコメントも非常に熱を帯びたものが多く、「映画を見てから主題歌がすごく特別な曲になった」や、「ますますBRAHMANのことが大好きになった」「あと15回くらいみたい!」など、絶賛コメントでSNS上は賑わいを見せている。2週間限定という短い期間での公開になるが、2週目の7月11日(土)には、「“PASS”風布ステッカー」が先着鑑賞者プレゼントとして全劇場で配布される予定だ。
ぜひ、一回目の鑑賞⇒主題歌⇒パンフレットと堪能し、2回目の上映も楽しんで欲しい。

映画『ブラフマン』は絶賛公開中!!

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執筆者

Yasuhiro Togawa