1989年に劇場版第一作が公開されて以来、毎年夏休み映画として親しまれている劇場版「それいけ!アンパンマン」シリーズ。近年では“はじめての映画館デビュー映画”としても大人気のアンパンマンシリーズですが、7月4日(土)より全国163館にて公開初日を迎えたシリーズ27作目となる最新作  『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』が、アンパンマン映画史上今世紀最高となる週末2日間の興行収入85,113,700円(昨年対比119%、一昨年対比154,4%)、動員70,642人を記録し、大ヒットスタートを切りました!

※土日2日間歴代記録は『それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島』(2012年7月7日(土)公開:5.1億)
【週末2日間合計】動員:61,765人 興収:\72,603,450,-
 
今週公開した邦画新作の中では1位を記録!洋画新作を合わせると、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(ディズニー配給)、「ひつじのショーン」(東北新社配給)に続き3位となります。

 今年の映画の舞台は、魔法のランプの世界。クリームパンダとコキンちゃんが拾った不思議なランプから、精霊のミージャが現れました。3人は魔法の力でランプの中に入りますが、魔法の腕輪が壊れて元の世界に戻れません。腕輪を直そうと遠い魔法の泉を目指します。アンパンマンたちも皆を救うためランプの世界へ向かいます。そこへばいきんまんもやってきて…!?
ヒロイン、ミージャの声に大島優子、お菓子の魔神と精霊役にナイツをゲスト声優に迎えた本作、“アンパンマンたいそう”の歌詞をキーワードに、やなせたかし先生の温かいメッセージがこもった、元気いっぱいの夏休み映画となっております。

 お客さんは2〜5才の子ども達をメインにしつつも、“映画館デビューはアンパンマンで!”という認知が高くなっている近年、アンパンマン達と一緒にうたって踊れる同時上映『リズムでうたおう!アンパンマン夏まつり』では、0才1才の子達が楽しそうに鑑賞している光景も多くみられました。
また通常のレギュラーアニメよりも、ストーリーが濃厚な劇場版は小学生の子達も楽しめ、更に劇場版27作目とあって子供の頃アンパンマンを見ていた層が今お母さんとなり、キャラクター達の可愛さ、そしてアンパンマンの持つメッセージの深さを再認識し、子供と一緒に家族みんなで劇場へ足を運んでいるという現象も大ヒットの要因となっております。
『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』は、元気100倍!大ヒット上映中です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa