1943年に発表されたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる永遠の名作「星の王子さま」が、70年以上の時を経て初めてアニメーションとして映画化!詩的で美しい「星の王子さま」の物語をそのままに、さらにその後の物語として現代を生きるひとりの女の子を主人公として登場させることで、誰もが楽しめるエンターテイメント作品に昇華させました。本年度カンヌ国際映画祭でも大絶賛された映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』は、11月21日(土)より全国ロードショー(2D/3D)いたします。

英語版やフランス語版をはじめ、世界各国でそれぞれの国を代表する超豪華俳優陣が声を演じることでも話題の本作は、日本語吹替版においてもそれに負けない豪華俳優陣のキャスティングを進めております。そしてこの度、これまで参加が発表された鈴木梨央さん、瀬戸朝香さん、津川雅彦さん、ビビる大木さんに続き、新たなキャラクターの声優として、
<キツネ役>に伊勢谷友介さん、<バラ役>に本格声優初挑戦となる滝川クリステルさん、<ヘビ役>に本作が声優初挑戦の竹野内豊さんが決定いたしました!

星の王子さまに【友情】を教え、物語のテーマの一つでもある「大切なものは、目には見えない。」という印象的なセリフを話す<キツネ役>に抜擢された伊勢谷さんは、『鉄コン筋クリート』(06)以来9年ぶりの声優挑戦。「星の王子さまにとって、地球に来て最初にできた友達でありアドバイザーでもあるキツネを演じるのに必要な、独特の“親しみやすさ”や“説得力ある言葉”を伊勢谷さんなら演じていただけると思いました。」という配給側の希望から配役が決定しました。伊勢谷さんは「本だけ読むよりも「星の王子さま」という物語が理解できるようになると思います。とにかく主人公の女の子がかわいくて、空に星がきらめいているのも、サン=テグジュペリの絵にあったはずなんですけど、改めてアニメーションで観るとまたロマンチックで新鮮でした。「星の王子さま」をまだ読んだことがないお子さん、過去に読んだけどどんなテーマだったか忘れてしまった大人の方、全世代の方に観ていただきたいです。本当に好きな作品です!」と本作に心酔し、今回の手ごたえを語っております。
また、星の王子さまに【愛】を教える<バラ役>には、「フランス出身で「星の王子さま」への理解も深く、うっとりとする艶のある声が物語のヒロインでもあるバラにぴったり。真っ先に思い浮かびました。」と、配給側から滝川クリステルさんにオファー。滝川さんはこの話を受けて、「このお話を頂いたとき「やっとお話が来た!」と思いました!幼い頃からずっと一緒にいる大切な本が原作なので、とても嬉しかったです。バラ役は物語の大事な役どころでもあるので、プレッシャーも感じましたが、すぐにお返事をさせていただきました。本格的な演技はしたことがないので最初は戸惑いましたが、今回はあえて自分を投影させて声を吹き込みました」と喜びにあふれるコメント。

そして、砂漠で星の王子さまに怪しげに語りかける<ヘビ役>には、「ベニチオ・デル・トロが演じた英語オリジナル版と同じく安定感のある声を持ち、かつ経験豊かな俳優に演じていただきたいという願いから、オファーさせていただきました。」との配給側の希望で竹野内豊さんに決定。今回の話が来たことに対して、「「星の王子さま」はとても奥深く、世代を超えて楽しめる作品です。これだけの名作の映画化というプロジェクトに参加させていただけるなんてとても嬉しかったです。初めての声優でしたが、スクリーンに合わせて声を出すことが難しく、初めての雰囲気に慣れるだけでも時間がかかりました。」と初声優の感想を語りました。また作品に関して、「監督が頭じゃなくて心で映像を作られている方なんだなという印象を受けました。どの世代の方も劇場の大きなスクリーンでこの映画を観られる貴重な機会を是非お楽しみください!」とこれからご覧になる方に向けて、メッセージを送りました。

英語オリジナル版に負けない超豪華な日本語吹替声優が勢揃いした『リトルプリンス 星の王子さまと私』。CGとストップ・モーションという2つのアニメーション技法を取り入れ、これまでにない世界観で描かれる[ハイブリッド]3Dアニメーション映画は11月21日全国ロードショーです。是非ご注目ください!

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執筆者

Yasuhiro Togawa