パックマン、ドンキーコング、ギャラガ、スペースインベーダーなど、1980年代に全世界で愛された日本生まれのゲームキャラクターが地球をピコピコ侵略開始!? 攻撃ですべてをキューブ化してしまうヤツらに立ち向かえるのは、当時のゲームチャンピオン=オタクだけ!? こんな奇想天外なアイデアが映画になった。

全米でサマーシーズンの7月14日、日本では9月12日に公開が決定した『ピクセル』の、日本版ポスターが完成、ゲームキャラとのバトルシーンにインタビューを加えた特別映像と共に解禁となった。

特別映像::http://youtu.be/0Uilq4Q7Xco

日本版のポスターは、「ゲーム・クリアか、全滅か。」のキャッチコピーに、巨大なパックマンがビルを破壊しながら突進。その暴走に立ち向かうオタクたちのシルエットが重なる。ビルにはドンキーコング、空中にはスペースインベーダーが飛び交うインパクト抜群なビジュアルだ。
特別映像で、「80年代のゲームキャラクターたちと競演できるなんて最高だよ」と語り始めるのは、82年のゲームチャンピオン・エディ、別名ファイヤーブラスターを演じるピーター・ディンクレイジだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』でのシリアスな役で一躍有名になった彼は、実はコメディセンス抜群の個性派俳優だ。
ドンキーコングが大暴れする映像に続いて登場するのは、『グレムリン』や『グーニーズ』の脚本家として1980年代を代表する作品に携わり、『ホーム・アローン』や『ミセス・ダウト』など長年愛され続ける名作コメディを監督。さらに、『ハリー・ポッター』、『ナイトミュージアム』など、特殊効果を駆使した超大作シリーズを成功へと導いてきたクリス・コロンバスだ。
「本当にユニークなキャストが顔を揃えてくれた」と語る監督によって紹介されるのは、ケヴィン・ジェームズが演じる不人気な大統領ウィル・クーパーだ。「我々を襲ったのは、ギャラガのようだ」と劇中シーンに続いて、「まさに80年代ゲームのオールスターキャストだ」と監督。上空から舞い降りるセンチピードやタージ・マハルを破壊するアルカノイドの映像が連射されていく。
プロダクション・デザイナーのピーター・ウェンハムは、「おじさんも若い子も昔のゲームを今でも楽しんでる」と語り、82年当時のアーケードゲームの再現を語る。大統領と共に戦いに参加することになったオタク、ラドローを演じるジョシュ・ギャッドは、「当時パックマンは斬新で病みつきになったよ」と語り本作への参加は特別なものだったと振り返る。
小道具担当者のティモシー・ワイルズが紹介するのは、本作のマスコットとなるQバートだ。続いて、監督がゲームキャラクターの映像化について「キャラが実在した場合の動きや見た目を考えた」と解説。

そして大統領と共に陣頭指揮を執るヴァン・パッテン中佐役を演じるミシェル・モナハンが登場。彼女は、「本当のゲームを楽しんでいるようだった」と微笑む。2Dのゲーム画面が本編のアクションに変わると、夜空を縦横無尽に動き回るセンチピードとの壮絶なバトル、ニューヨークの路上をドリフトしながら走りまわるパックマン、ワシントン上空で攻撃を開始するギャラガなど、出し惜しみなしの驚愕シーンのオンパレードとなる。この映像を観たら、本編に期待せずにはいられない。
『ピクセル』は、7月14日より全米公開、日本では9月12日から、3D&2Dで公開となる。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa