琉球王国時代から現在まで、実際に沖縄で起こった歴史的場面を友人、知人に演じてもらい創作写真に仕上げた。
かつては琉球を盗られ、今も基地を押し付ける日本政府に対する沖縄人としての私の抵抗だ。−−−石川真生

沖縄慰霊の日(6/23)に合わせて、6/20(土)〜東京・岩波ホールにて公開が始まったジャン・ユンカーマン監督作品『沖縄 うりすんの雨』。
映画の公開を記念しまして、映画にも出演されている写真家・石川真生さんの最新作「大琉球写真絵巻」写真展を開催することになりました。
1609年の薩摩侵攻から2014年の今日まで、沖縄で起こったいろんな場面を、石川真生が想像たくましく思い描き、友人・知人に演じてもらい撮影した創作写真。石川真生が観てほしい沖縄がここにある。一点が縦1m×横1m11cmの大型写真を布に印刷し展示します。

<開催概要> 
石川真生『大琉球写真絵巻』
・開催期間:2015年7月2日(水)〜7月8日(水)
      午前11時〜夜8時(但し、8日最終日は午後6時終了)
・開催場所:中野ZERO西館 美術ギャラリー 
   (東京都中野区中野2−9−7TEL03-5340-5000(代))
・入場料金:入場無料

●石川真生プロフィール
1953年に沖縄県国頭郡大宜味村生まれ、現在は豊見城市を拠点に活動。1974年に、ワークショップ写真学校「東松照明教室」で学び、その後、一貫して、沖縄と沖縄人に関わる人々に焦点をあて写真を撮り続けている。また、写真家としてだけでなく、映像作品への出演や、執筆、講演なども行っている。
【主な著書】
・「熱き日々 in キャンプハンセン!!」(あーまん企画、1982年)
・「港町エレジー」(自費出版、1990年)
・「仲田幸子一行物語」(自費出版、1991年)
・「沖縄ソウル」(太田出版、2002年)
・「ノンセクト・ラディカル 現代の写真 III」展示会カタログ(横浜美術館、2004年)
・「LIFE IN PHILLY」(Gallery OUT of PLACE、ZEN FOTO Gallery、2010年)
・「FENCES, OKINAWA」(未来社、2010年)
・「日の丸を視る目」(未来社、2011年

映画『沖縄 うりずんの雨』
岩波ホール(東京)・桜坂劇場(沖縄)にて公開中!!
以下全国順次公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa