ジア・コッポラ初監督作品『パロアルト・ストーリー』が、カリテ・ファンタスティック!映画祭にて、6月6日から特別上映されます。 この度、『パロアルト・ストーリー』インタビュー映像が届きました。

ジア・コッポラ&ジェームズ・フランコ インタビュー動画
http://youtu.be/DUpBcMrDxDc

全てはジェームズ・フランコの熱烈なラブコールから始まった!?

巨匠フランシス・F・コッポラの孫にして、ソフィア・コッポラの姪にあたるジア・コッポラの監督デビュー作となった「パロアルト・ストーリー」。本作の撮影時にジアの母親のジャッキーが収めた、実娘ジアと原作者ジェームズ・フランコのインタビュー映像が解禁となった。

ジェームズ・フランコが2010年に発表した短編小説集「パロアルト・ストーリーズ」を基に作り上げられた本作。ジェームズ自身の経験を元に作られた事もあり、撮影前にモデルにした実在の人物の話をジアに説明したが「“ハチャメチャすぎる”と驚かれたよ」と自分の高校時代が特殊だった事を知るジェームズだった。一方、自身の高校時代の印象について聞かれたジアは「高校生活はつらかったから、大学を卒業した後も、当時を思い返した。」と暗い青春時代だった事を吐露した。さらに「原作本を渡された頃もまだ、思春期の痛みや感情を引きずっていた。」とナイーブな一面をみせている。ジアにオファーをした経緯について質問されたジェームズは「僕が求める美的感覚を持っている」と彼女の才能に強い興味を持っていた様だった、さらにジェームズはジアに “君はこの映画にぴったりの人だ”と手紙を出した事を照れ臭そうに語った。お互いが相思相愛の関係だったにも関わらず、資金面の問題でなかなか製作が進まなかった本作、その時の気持ちをジアは「物事が上手くいかない時は思い入れが強くなるでしょ?片思いの時と似てるわ」と撮影前から本作に恋していた様子だった。本作は、進路に悩む中で所属するサッカーチームのコーチ(ジェームズ・フランコ)と関係を結んでしまう優等生の少女・エイプリル(エマ・ロバーツ)と彼女の同級生で、ある事件がきっかけで失っていた自信を取り戻した内向的なアーティストのテディ(ジャック・キルマー)が次第に惹かれ合っていく様を描いた青春群像劇となっている。「パロアルト・ストーリー」は、新宿シネマカリテにて開催中の「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクションにて6月6日より特別上映される。

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執筆者

Yasuhiro Togawa