「嘆きのピエタ」「メビウス」等の問題作を生み出して来た鬼才キム・ギドクが、主演に「シークレット・ミッション」のパク・ギウン、監督に「レッド・ファミリー」のプロデューサーであるキム・ドンフを迎え、5 年の歳月をかけて作り出した意欲作。中国と韓国の鰻の問題にスポットを当てながら、中国人とは、韓国人とは、そして日本人とは、というテーマを裏に据えて、人間とは何かという問題を観客に訴えかけてくる。

汚染された鰻のように、俺も汚れた人間なのか—。
中国産の鰻の安全性を訴えるため危険を冒し韓国に密入国した男チェン。
しかし、彼を待ち受けていたのは中国に対する強烈な差別、偏見、暴力。
そして、彼の怒りがさらなる悲劇を招く—。
中国から来た“鰻の男”を待ち受ける、残酷なまでの現実と衝撃の結末とは!?

6月13日(土)より新宿シネマカリテにて公開!!

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執筆者

Yasuhiro Togawa