秘密のベールに包まれた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、ジョージ・ミラー監督が25年以上の歳月を費やして作り上げたノンストップ・リアル・アクションの決定版だ。
資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、生きる望みすら失い、荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)。ある日、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らえられ、瀕死の重傷を負う。同じ頃、ジョー配下の女ロードウォーリアー、フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が造反し、”囚われた女たち”を連れて逃走を開始する。そして、傷を負ったマックスがフュリオサに出会ったとき、逃走はサバイバルを賭けた闘争へと変わる。

今回、フュリオサと共に逃亡する“ワイブズ”(囚われた女たち)のひとり、が演じるケイブル(ライリー・キ—オ)が、ニュークス(ニコラス・ホルト)のバイクに乗りこんだ場面写真が解禁となった。
まず目に飛び込んでくるのは、胸部から腹部を覆う謎めいた烙印を押されたニュークスの衝撃的な姿。機械的な臓器をイメージにしたかのようなこの烙印がもたらすインパクトは絶大だ。彼の後ろには、逃亡者となったケイブルの姿。

“囚われた女たち”のひとり、ケイブルを演じるライリー・キーオは、エルヴィス・プレスリーの娘であるリサ・マリー(父はダニー・キーオ)の娘で、14歳でファッション・モデルとしてデビュー。女優デビュー作は『ランナウェイズ』(2010)で、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『マジック・マイク』(2012)への出演で知られている。今年2月4日に、本作で出会ったスタントマン、ベン・スミス=ピーターセンと挙式を上げたことでも話題なった。

また、ライリーと共に”囚われたの女たち”を演じている女性たちにも注目が集まる。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011)のヒロインを演じたロージー・ハンティントン=ホワイトリー、レニー・クラヴィッツの娘で『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011)などで知られるゾーイ・クラビッツ、トップブランドの人気モデルとして活躍するアビー・リー、そしてオーストラリア出身の新人コートニー・イートンら、まさに絶世の美女軍団なのだ。
戦うヒロイン、フュリオサを演じるシャーリーズ・セロンも16歳でファッション・モデルとしてキャリアをスタートさせている。フュリオサと”囚われた女たち”を待ち受けているのは。ノンストップのカーチェイス、待ったなしのバトルが満載の本作に隠されたもうひとつの見所こそ、彼女たちを待ち受けている運命なのだ。”囚われた女たち”の続報を待て!
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、5月15日に全米公開、日本では6月20日(土)全国公開される。

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執筆者

Yasuhiro Togawa