好評につき、今年も「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 春の名作劇場」の開催が決定しました!「名作劇場」は、24 年の歴史を持つ当映画祭で、過去に上映した作品の中から、人気のあったものや話題作をリバイバル上映する特別上映会です。本年は 4 月 29 日(水・祝)に、東京ウィメンズプラザホールにて開催いたします。

2015 年 2 月、東京都渋谷区が、同性カップルを対象にパートナーシップ証明書(「結婚に相当する関係」と認める証明書)を発行する条例案を議会に提出する、というニュースが大きな話題となりました。世田谷区もその流れに続くなど、セクシュアル・マイノリティをとりまく環境に大きな変化が訪れようとしています。しかし他の先進国と比べると、セクシュアル・マイノリティをめぐる議論は遅れているのが現状です。スクリーンを通じて各国の文化を知り、考える本上映会の意義はますます高まっています。
春の名作劇場では、世界のさまざまな国から集められた作品をつまみ食い感覚で楽しめる「海外短編集」、FtMポルノスターのバック・エンジェルに密着した骨太のドキュメンタリー「ミスター・エンジェル」、手放しに楽しめる学園コメディ「G.B.F.」の3作を上映します。

■ 開催概要
【催事名】 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 春の名作劇場
【日 程】 2014 年 4 月 29 日(水・祝)
【会 場】 東京ウィメンズプラザホール(東京都渋谷区神宮前 5-53-67)
【料 金】 1回券(一般):1,100 円
1回券(学生、60 歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方):900 円
3回券:2,800 円
※ チケットは、以下の2カ所で販売いたします。
1.東京レインボープライド 2015 フェスタ(4 月 25 日・26 日)内の当映画祭ブース
2.当日午前 10 時から会場受付
【主 催】 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭運営委員会
【協 力】 東京レインボープライド 2015
※このイベントは、『東京レインボープライド 2015 レインボーウィーク』に参加しています。

公式サイト http://tokyo-lgff.org/
Twitter @TokyoLGFF Facebook http://www.facebook/TokyoLGFF
YouTube http://www.youtube.com/user/TokyoLGFF

【上映作品紹介】
11:00〜「海外短編集」 個性豊かな海外短編 4 作品をセレクト つまみ食い感覚で楽しめるプログラム
「ミュリエルの妊活奮闘記」 フランス発のドタバタ妊活コメディ
原題:A Belgian Caper (Histoire Belge)/監督:ミリアム・ドナシス/フランス/2012 年/25 分
「再会の夏休み」 真夏のリゾート地で再会した二人
原題:Summer Vacation/監督:タル・グラニット&シャロン・メイモン/イスラエル/2012 年/22 分
「パフォーミング・ガール」 性別を超えた変幻自在のパフォーマー
原題:Performing Girl/監督:クレセント・ダイアモンド/アメリカ/2013 年/25 分
「ロニーと僕」 幼なじみの二人の“傷心”旅行の行方は?
原題:Ronny & I/監督:ガイ・シャレム/アメリカ/2013 年/21 分

13:00〜「ミスター・エンジェル」 “ヴァギナを持つ男”バック・エンジェル FtM ポルノスターの波乱万丈な人生
原題:Mr. Angel/監督:ダン・ハント/アメリカ/2013 年/68 分
ゲイポルノ界に新しいジャンルを築いたトランスセクシュアルのポルノスター、バック・エンジェル。子どもの頃から心と身体の性の不一致に悩んでいた彼は、若くしてファッションモデルとしての成功をつかみながらも、薬物乱用と自殺未遂を繰り返し、ついにはホームレスに転落。人生のどん底からはい上がるため、彼は男性として生きることを決意する——。6年の歳月をかけて撮影された迫真のドキュメンタリー。
「ミスター・エンジェル」上映終了後にトークイベントを開催します!

14:50〜「G.B.F.」イケてる女子の必須アイテムは G.B.F.(ゲイ・ベスト・フレンド)?!
原題:G.B.F./監督:ダレン・スタイン/アメリカ/2013 年/98 分
タナーとブレントはクローゼット・ゲイの冴えない高校生。ブレントはカミングアウトして学校の女王たちの G.B.F.になることを企むが、タナーが先にアウティングされてしまい、女王たちによるタナー争奪戦が勃発! 突然スポットライトを浴びたタナーにブレントは嫉妬を隠しきれず、二人の仲は険悪に…。タナーは人気と友情どちらを選ぶのか? 『ハード・キャンディ』のダレン・スタイン監督が贈る、とびきりポップな学園コメディ。

執筆者

Yasuhiro Togawa