死神は涙を流すと人間になれる。しかし人間に乗り移った死神が出会ったのは、あらゆる災いを引き起こす女だった。涙というキーワードでしっとり泣ける映画だと思ってしまったら要注意。なぜなら死神はハンバーグを食べるために人間になったのだから。死神というキーワードで一歩引いてしまっても要注意。なぜなら死神以外の神々も出てくるのだから。そのような物語をコミカルかつ真剣に、さらにハイテンポで描き、たたみかけるように展開することで、新たなグルーヴを生み出すことに成功した。
新感覚エンタテインメント映画の誕生である。ダブル主演の芹澤興人と小堀友里絵はもちろん、脇を固める個性的なキャスト陣にも要注目。(東京国際映画祭作品紹介より)

2015年3月28日から4月17日まで新宿K’s cinemaにてレイトショー

監督・脚本 塩出太志 製作・配給 Grand Master Company 
宣伝協力 ニューシネマワークショップ 
公式サイト http://www.shinigamitanya.com

2013 第26回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門出品/LA EigaFest 2013招待上映/ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014フォアキャスト部門招待/福岡インディペンデント映画祭2014最優秀作品賞/俳優賞:芹澤興人&岡田あがさ/アジアンフォーカス・福岡国際映画祭2014招待/メイドイン釜山独立映画祭2014招待 [80分/2013製作/日本語/HD作品]

○ 短編「カリカゾク」で注目された塩出太志監督の長編デビュー作
形だけの家族のつながりをちょっとかわった女子高生の視点でハイテンション&ハイテンポに描いた短編映画「カリカゾク」(2012年製作/20分)がLA EigaFestゴールデンジパング賞&観客賞をはじめ、国内外で10の映画祭で14の賞を受賞し、本作の製作に臨んだ。既に長編第2作『ロード・オブ・ツリメラ』が完成し今夏に公開が決定、一気にブレイクする注目の若手映画監督。

○個性派俳優が結集
独特の風貌で『福福荘の福ちゃん』『バンクーバーの朝日』『百円の恋』等出演作が続く芹澤興人と現在、声優としてアニメ「妖怪ウォッチ」で声の出演をしている小堀友里絵がダブル主演。昨年公演した「ブエノスアイレス午前零時」(行定勲演出)等演劇界での活躍が目覚ましい岡田あがさなど様々な場で活躍する個性的な俳優が勢揃いしてコミカルに独特のキャラクターを演じている。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53305

執筆者

Yasuhiro Togawa