提供マーティン・スコセッシ×監督バフマン・ゴバディ×主演モニカ・ベルッチ
豪華コラボレーションが放つ、衝撃の実話
網膜になだれこむ圧倒的ダイナミズムの映像世界!

本作は、全世界が待望したイラン人監督バフマン・ゴバディの最新作であり、実在するクルド系イラン人の詩人サデッグ・キャマンガールの実体験を基に描かれた衝撃的なドラマです。第 37 回トロント国際映画祭でプレミア上映され、第 60 回サン・セバスチャン国際映画祭では最優秀撮影賞を受賞、その後、第 17 回釜山国際映画祭、第 13 回東京フィルメックス等数々の国際映画祭での上映と受賞を重ね、あのマーティン・スコセッシがネームクレジットで称賛の意を表した映画史に残る至高の 1 作です。イラン政府に許可を得ず撮影した前作『ペルシャ猫を誰も知らない』(09)以来、亡命状態を続けているゴバディが母国を離れ、異国の地トルコで撮影したことでも注目を集めている本作。デビュー作『酔っ払った馬の時間』(00)でカンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞し、その映像美に定評のあるゴバディの、大胆な構成力と魅惑的な審美眼がつくりだす混乱と陶酔の映像世界は、観る者を現実と幻想の魔法的な交錯に引き込みます。また、主演のモニカ・ベルッチは本作で自身初となるクルド人女性を演じ、ペルシャ語も披露。30 年に渡る時代の流れを若々しい美女から老女に至るまで、艶やかに体当たりで見事に演じきりました。

2015 年 7 月よりシネマート新宿ほか全国公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa