1989年に連載が開始され、講談社『アフタヌーン』誌上で大評判を得る『寄生獣』(累計1400万部)。“日本マンガ史上最高傑作”と言われ、世界中に熱狂的なファンを持つ本作が、日本最高峰のスタッフ・キャストの手により二部作として実写映画化。2014年11月29日に公開された『寄生獣』は、国内映画ランキング初登場第1位を獲得、観客動員150万人を突破する大ヒットを記録しました。監督・VFXは、第38回日本アカデミー賞8部門で最優秀賞を受賞した『永遠の0』の山崎貴。キャストは、主演の染谷将太をはじめ、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、浅野忠信ら日本映画界を代表する豪華実力派俳優の競演が実現。映画界に数々の衝撃を与えてきた『寄生獣』。4月25日、ついに感動の『完結編』が公開されます。

この度『寄生獣』が、ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門で上映されることが決定しました。ウディネ・ファーイースト映画祭とは、イタリア北部の都市ウディネで開催される映画祭で、東アジアの作品をヨーロッパに紹介することを旨とし、大作からミニシアター系の作品まで幅広いジャンルの良作を選出しています。今年で17回目を迎え、4月23日から5月2日まで開催、今年度は10の国と地域から56作品が上映される予定です。
山崎貴監督作品としては、2006年の『ALWAYS 三丁目の夕日』、2008年の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、2014年の『永遠の0』に続く4回目の選出となり、特に昨年の映画祭では『永遠の0』が観客賞の最高位「ゴールデン・マルベリー賞」を受賞しております。ちなみに、同映画祭で同じ監督の作品が2年連続で観客賞の最高位を受賞した事はなく、もしも『寄生獣』が受賞すると映画祭史上初の快挙となります。

【ウディネ・ファーイースト映画祭 最高責任者 サブリナ・バラチェッティ氏のコメント】
『寄生獣』は、現代社会のウイルスへの恐怖感を反映しながらも、ブラックコメディと終末的なサイエンスフィクションのちょうど中間という難しいツボを押さえています。おかしくも恐ろしい、現代の空気を驚くほどとらえた作品です。

『寄生獣 完結編』4月25日の日本公開も間近に、映画『寄生獣』が世界を震撼させます!

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執筆者

Yasuhiro Togawa