ゴジラ戦略会議(ゴジコン)設立

2014年、63の国と地域で公開。全世界興行収入570億円以上。日本国内興行収入32億円。今夏、世界中を席巻したハリウッド版の『GODZILLA』。10年ぶりの復活となったゴジラは、改めて“KING OF MONSTER”として、その存在感を世界中に知らしめることとなりました。

そこで、日本はもとより世界中のゴジラ熱を受け、東宝株式会社では2004年『ゴジラ FINAL WARS』以来、休眠していたゴジラを完全復活させ、映画に限らず広範囲のゴジラ戦略を討議・意思決定する機関として「ゴジラ戦略会議(GODZILLA CONFERENCE)」(通称:Godzi-con ゴジコン)を、2014年10月1日に発足させました。
ゴジラは東宝が生み出し、世界に誇るキャラクターであると同時に、ゴジラを大きく育て、さらに世界中の方から愛されるキャラクターとすることは東宝の使命でもあります。「ゴジラ戦略会議」はこの使命を積極的に果たす役割も負い、常にキャラクターとしてのゴジラの中心、主導的立場に位置することになります。
今後、ゴジラ戦略会議の活動にご注目ください。

「ゴジラ戦略会議(ゴジコン)」
【現在の会議構成】
ゼネラルマネージャー   千田諭 (代表取締役副社長)
プロジェクトマネージャー 市川南 (取締役)
同            大田圭二(取締役)
プロジェクトリーダー   上田太地(映像本部映画調整部次長)
プロジェクトメンバー   吉田充孝(映像本部映画営業部シアターマーケティング室長)
    同        是枝宗男(映像本部宣伝部映画宣伝企画室プロデューサー)
    同        臼井央 (映像本部映画調整部映画調整室長)
    同        川村元気(映像本部映画企画室映画企画室長)
    同        有田武将(映像本部国際部国際営業室勤務)
    同        岡村和佳菜(映像本部映像事業部映像企画室アニメ事業グループ制作チーム勤務)
    同        齋嘉孝 (人事部人事管理室勤務)
同 (事務局)      広瀬真 (映像本部映像事業部映像戦略室ライセンス事業グループリーダー)

ギネス世界記録®認定
2014年5月16日、ギネスワールドレコーズ社は「ゴジラ」を“Longest continuously running movie franchise”(日本語訳)もっとも長く継続しているフランチャイズ映画(※)というカテゴリーにて、ギネス世界記録に認定しました。
認定の理由として、ギネスワールドレコーズ社は「ゴジラは、東宝スタジオによって、1954年11月に公開されたオリジナル作品『ゴジラ』から、本年公開された『GODZILLA ゴジラ』まで、60年にわたり現在にいたるまで継続して活用されている、同一の会社による最も長いフランチャイズ映画(長編)である。」
としています。
1998年、2014年と二度にわたるハリウッドでの超大作映画製作
2004年、キャラクターとして世界3件目のハリウッド「名声の舗道(walk of fame)」への認定などに続き、ギネス世界記録の認定は「ゴジラ」がワールドワイドで認められるキャラクターであることを示す事例といえます。

※フランチャイズ映画の意味 
フランチャイズ映画(Franchised movie)とは、英語圏で使用される定義であり、本記録において、「キャラクターや世界観の権利を持ち、その使用権許諾を経て製作された映画」という意味で使用しています。
※ギネスワールドレコーズ/ギネス世界記録はギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標です。

新宿に「ゴジラヘッド」出現
世界最大のターミナル、世界の人々が行き交う街「新宿」に2015年4月、実物大の「ゴジラヘッド」が出現します!
JNTO(日本政府観光局)による「JNTO訪日外客訪問地調査2010」によれば、訪日外客の「都市・観光地別訪問率」において、「新宿」が34.8%で第一位(ちなみに第二位は「銀座・有楽町」で25.4%)。また、「新宿」駅は日に364万人の乗降客数を誇り、ギネスブックにも「Busiest station」として登録されるほど、世界で最も利用客数の多い駅とされています。つまり、「新宿」は世界一多くの人が集まる駅であり、日本を訪れる外国人観光客数も最も多いエリアということになります。
日本人はもとより、世界中の方を迎えるランドマークとして、その「新宿」に日本を代表するモンスターキャラクター「ゴジラ」の実物大頭部「ゴジラヘッド」を建設します。今回の「ゴジラヘッド」は1954年公開の「ゴジラ」の身長と同じ50メートルの高さに建設され、靖国通りより見ることができるため、もし、実際に新宿・歌舞伎町にゴジラが現れた場合、添付のような見え方になります。形は1992年公開の「ゴジラVSモスラ」に登場するゴジラをモチーフにしています。夜間はライトアップされ、ある時刻になるとゴジラの目と口、背びれが光り、ゴジラが鳴き声を発する予定です。東宝が制作するゴジラ像としては、日比谷シャンテねむの広場と、成城・東宝スタジオ前に設置されているものに続き3体目。過去最大のゴジラ像となります。
文字通り、日本を代表するランドマークが新宿に誕生します!

【設置場所】新宿東宝ビル8階 屋外テラス内
・テラス床面高さ:地上から約40m
【設置工作物】 ほぼ実物大のゴジラ頭部「ゴジラヘッド」を設置
・高さ:テラス床面から12m(地上から約52m)
 ・重さ:約80トン
・設置面積:258㎡(78坪)
 ・表面材質:GRC(Glassfiber Reinforced Cement)・・・ガラス繊維で補強したセメント
・工事期間:2014年10月〜2015年4月(予定)

日本版新作「ゴジラ」製作決定
そして、いよいよ東宝製作による完全新作「ゴジラ」が始動。2004年にゴジラシリーズに終止符が打たれてから今年で10年。ゴジラファンの熱い復活待望の声を受け、製作を開始します。
公開は2016年。全く新しいゴジラが誕生します。

関連作品

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執筆者

Yasuhiro Togawa