講談社『ハツキス』にて連載中の人気漫画『繕い裁つ人』が、この度、2015年1月31日(土)よりギャガ配給にて全国公開いたします。主演は『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞など映画各賞を総ナメにし、『ゼロの焦点』『阪急電車〜片道15分の奇跡〜』など、高い演技力に定評がある、中谷美紀。監督は、『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』で優しい雰囲気の中に、スピリッツの効いた作品を手掛ける、三島有紀子が務めます。

この度、本予告映像が解禁となりました!
本作は、祖母の洋裁店を引き継いだ仕立て屋である市江(中谷美紀)の元へ、彼女の才能に惚れ込んだデパートの営業マン・藤井(三浦貴大)が訪れることから物語が始まる。

今回解禁された映像では、「自分の美しさを自覚している人に私の洋服は必要ない」と、藤井からのブランド化の依頼を断り続ける市江に、「単に挑戦することが怖いだけ」と藤井の言葉がゆっくりと突き刺さり、これまで、先代の服の仕立て直しとサイズ直しが仕事の全てであった市江の心が揺さぶられていく様子が映し出される。“洋裁以外は何にも出来ない”彼女の不器用な一面も新たに見られる中、市江と藤井の関係性の変化にも今後期待が高まる内容だ。

また本作には、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた黒木華や、日経トレンディにて「2015年の顔」に選出され、来年のブレイクが最も期待される女優、杉咲花をはじめ独特の世界観と圧倒的な存在感で作品を彩る三浦貴大、片桐はいり、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ら豪華キャスト陣が出演!彼らがどのように物語に関わってくるのかも見どころの一つ。

なお、本作の衣装を手がけたのは、TV「あまちゃん」に加え数多くの舞台や映画の衣裳デザイナーとして活躍する伊藤佐智子。キャラクター1人1人の生き方や心情を反映した色彩豊かな衣装が数々登場する中、特にこだわったのはやはり市江の仕事服。深く鮮やかなブルーの色がとても印象的で、市江の一部のようでもあるが、その色は伊藤自身が市江を演じる中谷のためにわざわざ布を染めて作っている。さらには、先代の祖母、その祖母が遺した洋裁店にとらわれて生きているキャラクター性を丈の長さにも反映。仕事へのとらわれを表現するため、あえてブルーの衣裳はくるぶしが隠れるか隠れないかほどの長さになっているというこだわり様だ。
物語の舞台となる神戸の街でオールロケを敢行、異国情緒漂うクラシカルな街並みがスクリーンを彩る美しい洋服を引き立てる。

本予告編::http://youtu.be/-Yb3NNbg9ZQ

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執筆者

Yasuhiro Togawa