今回『フューリー』で過酷な戦場で戦いながら、家族以上の固い絆で結ばれてた5人の兵士たちの場面写真が公開となりました。

今回公開されたのは、「激しい怒り」(FURY)の表情で何かを睨みつけるブラッド・ピットが演じるドン・コリア—の強烈なカット。長年の戦場での経験を持ち、巧みな指揮で隊員たちの命を守り続け“ウォーダディ—”の異名を轟かせる、責任感の強いリーダーだ。カリスマ指揮官の下、屈強な兵士たちが戦車上で戦いに備え、しばしの憩いを過ごす場面写真が解禁となった。
朝日が差し込んでいる森に停車した戦車上には、シャイア・ラブーフ扮する冷静沈着なボイド・スワン(通称:バイブル)、デヴィッド・エアー監督と二度目のタッグとなるマイケル・ペーニャは、酒浸りだがチーム内で一番頭が切れるトリニ・ガルシア役(通称:ゴルド)、チームのムードメイカーとなるジョン・バーンサルは、グレイディ・トラビス(通称:クーンアス)役で装填手、そしてローガン・ラーマン演じる戦闘訓練すら受けていない新兵ノーマンが顔を揃えている。
撮影に入る前には、家族以上の固い絆で結ばれたチームワークを実際につくるため、事前訓練を兼ねてブートキャンプが行われた。シャイア・ラブーフは、「あのブートキャンプは計り知れないほど有益だった、お互いを良く理解できるようになったし、何せ6日間もの間森の中で一緒に過ごすわけだから次第に団結が深まっていく。自分がより大きな大義の一駒に過ぎないことを自覚するようになり、大勢のために戦っていることも分かってくる」と言う。ジョン・バーンサルも「お互いに真の信頼関係を築けた。こういう一体感は撮影現場にいただけでは構築できない」と、ブートキャンプがチームの絆を描くために必要なことだったと語る。実際に過酷な経験を共にした5人だからこそ、戦場と言う極限の状況での絆、チームワークを体現出来たのかも知れない。
副操縦手を戦闘で失い、新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置される。何も分からない新兵に、ウォーダディーが戦車を指さして「ここがホームだ」と教える。「酒は?」「煙草は?」と新兵を手荒に迎える先輩兵たち。つかの間の休息の後、5人の兵士たちは過酷な戦場へと歩を進めていくことになる。5人が乗り込んだシャーマン戦車“フューリー”には、どんな過酷な戦いが待ち受けているのか。「ホーム」と呼ばれる戦車で、家族以上の固い絆で結ばれた5人の活躍に期待は高まるばかりだ。

『フューリー』5人のキャラクター ミニガイド

ウォーダディー(ブラッド・ピット) 
厳しいが男気と人情溢れる戦車長。責任感が強く、仲間の命を守るために常に気丈に振る舞う。

バイブル(シャイア・ラブーフ) 
聖書の一節を引用して仲間を癒す一方、狙った獲物は逃がさない冷静新着な砲手。

ノーマン(ローガン・ラーマン)
新たに“フューリー”チームに配属になった、戦争経験もない新人兵士で副操縦手兼機銃手。

ゴルド(マイケル・ペーニャ)
酒浸りだが頭の切れる操縦手。戦車の運転という重要な役割を担う。

クーンアス(ジョン・バーンサル)
お調子者で文句も多いが、修理も得意な装填手。砲弾の装填を行う。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52877

執筆者

Yasuhiro Togawa