「新たな地球の支配者が決する瞬間」=「新世紀」を描く究極のディザスター・アクション超大作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』。『トランスフォーマー/ロストエイジ』を破るスタートダッシュで初登場NO.1を獲得し、興行収入約640億円(※1ドル100円換算/Box Office Mojo調べ)という前作を大きく上回る成績で世界的大ヒット中の本作が、いよいよ本日9月19日(金)に日本公開となる。この度、猿と人間が遭遇ずる緊迫した本編映像を入手した。

本作で描かれるのは、天性のリーダーシップを備えた猿のシーザーが、仲間を率いて人類への反乱を起こした10年後。より勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たちは、森の奥に文明的なコミュニティを築く一方で、人類のわずかな生存者グループは、荒れ果てた都市の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしていた。そんなある日、人間たちがエネルギー資源を求めて猿のテリトリーに侵入したため、一触即発の事態を引き起こしてしまう。到着した映像で描かれるのは、思いがけぬ互いの存在に対して、人間たちは銃を構え、森の奥から仲間の声を聴きつけて押し寄せてくる猿の大群たち。そこに、ある1頭の猿が前に出て手を挙げると、激しく威嚇していた猿たちが一斉に静まり返り、一目でその猿がリーダーの“シーザー”であることがわかる。そして人間の生存者グループのひとりであるマルコムが「我々に悪意はない」と告げると、その言葉を理解しているかのように険しい表情で見つめ、「行け!」と猿が言葉を発する、緊張感漂う映像になっている。

衝撃の映像::http://youtu.be/WGPWliL4RhY

このあまりにリアルな猿たちに思わず本物ではないかと目を疑うかもしれないが、このリアルさを可能にしたのが、世界有数のVFXスタジオ“WETAデジタル”の技術と、パフォーマンス・キャプチャーの第一人者アンディ・サーキスの熱演によるものだ。サーキスがキャプチャースーツを着用することにより、頭や顔、身体に付けられた印や、頭上についたカメラで感知された表情や動きを、デジタルデータとしてパソコンに取り込めるようになる。つまり、アンディ・サーキスが右腕を上げれば、それが画面上の猿にそのまま反映されるということになる。これは、パフォーマス・アクター不在では決して成しえない、『猿の惑星』ならではの撮影方法なのだ。

監督のマット・リーヴスは、本作で現実感を強めるために屋外でのロケ撮影を敢行。通常、パフォーマンス・キャプチャーを多用する映画では、合成するためのグリーン・バックと多くのセットを使用するため、室内で行われる。この画期的な撮影方法には、サーキスも助けられたと語る。「ニューオーリンズの屋外セットやバンクーバーの森林は、リアリティを出すのに大いに役立った。本物の土のにおいに刺激されて、役者はいい演技ができたし、いい雰囲気が作れた。」 また、いち早く先行上映で映画を鑑賞した人たちからは、「猿がリアルすぎる!」、「シーザー(猿)がイケメンすぎて恋した!」、「猿に涙するとは…!」などのコメントに包まれ、本日の公開を祝福するかのような盛り上がりを見せている。 「重要なことはリアリティを見出し、ひとつの空想的な要素を取り上げ、それだけを唯一の空想にすることだ。本作のそのひとつの要素とは、彼らが知性を持った猿ということだけだ。そのほかのことは、どれも完全にリアルなんだ。」監督がこう語るように、CGだけで全てを表現するのではなく、自身で猿になりきることのできるパフォーマンス・アクター:アンディ・サーキスの演技と、WETAデジタルの革新的な技術力があるからこそ成し得た本作の“リアルさ”は必見だ。 壮大なる“起源”から、想像を絶する“新世紀”へ。このうえなく深い共感と圧倒的なスリルを呼び起こすドラマ、極限までスケールアップを遂げたアクションの果てに、地球の新たな支配者が決する運命の瞬間を目撃せよ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa