この度、福士蒼汰主演・三池崇史監督作品『神さまの言うとおり』が、イタリアの首都ローマで開催される第9回ローマ国際映画祭のコンペティション部門である“ガラ部門”に正式出品されることが決定しました!

だーるーまーさーんーがーーーーーーころんだ!!

何の前触れもなく、突然高校の教室に現れた“ダルマ”によってデスゲーム「死のだるまさんが転んだ」が始まって・・・。僕らのありふれた日常が血に染まっていく。

そんな衝撃的な展開で始まるコミック「神さまの言うとおり」(「週刊少年マガジン」連載中)は常に死の恐怖と隣り合わせという圧倒的な緊張感とストーリーで爆発的な人気を呼びシリーズ累計220万部を突破しています。そのコミックを元に「クローズZERO」や「悪の教典」などの数々の衝撃作を世に送り出してきた鬼才・三池崇史監督がメガホンを取り、予測不能な“禁断の実写映画化”に挑みました!!

そしてそんな過酷な状況に突如として放り込まれた主人公・高畑瞬を演じたのは、今や映画にドラマに出演作品が後を絶たない大人気俳優・福士蒼汰。爽やかな好青年というイメージの強い福士が、三池監督と一体どんな化学反応をみせているのか、必見です。瞬とともにデスゲームに立ち向かうヒロイン・秋元いちか役には東宝シンデレラの山崎紘菜を抜擢。さらに神木隆之介、染谷将太ら人気・実力を兼ね揃えた若手俳優陣が勢ぞろいし、大森南朋やリリー・フランキーの実力派がその脇を固めます。

突如巻き込まれることによる不条理感、息つく間もなく繰り広げられるデスゲームの緊迫感、そして負ければ“死”という恐怖感——。加えて原作にはないオリジナルのゲームが繰り広げられ、原作ファンも新鮮な気持ちで楽しめる内容となっています。未だかつてない衝撃的な展開の連続である『神さまの言うとおり』は、今年最大の注目作であり話題作になること間違いなしの作品です!!

そしてこの度、『神さまの言うとおり』が映画完成前にして、作品への期待度や世界的にも知名度の高い三池崇史監督の最新作であることから、ローマ国際映画祭コンペ部門での正式出品となりました。また、現代の映画界で最も独創的で多作の作品を生み出す監督に贈られる特別賞”マーベリック賞”を三池崇史監督が受賞することも決定しました!!日本人監督としては初の受賞という快挙になります。10月のローマ国際映画祭での公式上映は日本本国より早く、まさに全世界初の”ワールドプレミア”上映となり、主演の福士蒼汰、ヒロインの山崎紘菜も三池監督と共に映画祭に参加予定です。福士、山崎共に初めてのローマ、初めての本格的な映画祭で初の世界進出!になります!!

★福士蒼汰コメント

海外の映画祭に参加することは夢のひとつだったのでとても嬉しいです!初めての映画祭ですし、ローマどころかヨーロッパも初めてという初めてづくしで、とても興奮しています!僕もローマの観客の皆さんと一緒に、その場で初めて「神さまの言うとおり」本編を見るので、皆さんと一緒に体感して、同じ空気の中でどんな反応をしてくれるのかを楽しみたいです。日本映画は凄いことをやっているなと思ってもらえたら嬉しいです。そして、映画祭のレッドカーペットには、思う存分自分の足跡を付けてこようと思います!できれば映画祭の合間に“真実の口”に行って、その口の中に手を入れて叫ぶなど、初めてのローマを満喫できるといいなと思います(笑)

★山崎紘菜コメント

 嬉しくてとても光栄だと思います。私自身、昨年東京国際映画祭のナビゲーターをやらせて頂いたので、それ以来、自分の出演作品で映画祭に出てみたいという思いを持っていました。その思いがこんなにも早く叶うなんて本当に嬉しいです。ただ、観客の皆さんと一緒に初めて「神さまの言うとおり」本編を見るのは、観客の反応が気になってもの凄く緊張します。映画祭のレッドカーペットは自分の作品として堂々と歩けたらいいなと思います。また、ローマは初めてなので、ローマと言えば「ローマの休日」。スペイン広場に行ってみたいです!

★三池崇史監督コメント

 刺激と興奮を求めるローマに、この映画を捧げます。楽しみ過ぎて元の生活に戻れなくなるかも知れないから覚悟を決めて劇場に。 (マーベリック賞受賞に関して)タフなローマ映画祭に敬意を表します。しかし、褒められることに慣れていない私のお尻はムズムズです。ローマのみなさんと『神さまの言うとおり』を一緒に楽しめる日を楽しみにしています。

★ローマ国際映画祭ディレクター・マルコミューラー氏コメント

 本作は、荒唐無稽なものでなくリアルな世界に、豊かな想像力が加わったエキサイティングな作品。三池監督作品はハリウッド映画の様にありふれた作品では無いのが魅力。観客の予想を良い意味で裏切って、その場に置き去りにするのではなくて新しい世界に連れて行ってくれる。今作もその期待通りの作品だと感じた。主役の福士蒼汰は、役柄的に最初は頼りない感じだが、だんだん強い人間になっていく様をとてもリアルに演じていた。存在感が映画を通して増していった俳優だった。この映画で、ローマの若い観客は熱狂するのは間違いないだろう。ローマ国際映画祭にふさわしい映画だと思う。

【ガラ部門とは…】
今年世界で最も重要と位置付けられる、華やかな作品が集う映画祭目玉のコンペティション部門。ケビン・コスナー最新作の『Black&White』(マイク・バインダー監督)や「リトル・ダンサー」「愛を読むひと」のスティーブン・ダルドリー監督最新作『Trash』、セシリア・アハーンのベストセラーを映画化した『Love,Rosie』(クリスチャン・ディター監督)などの出品が決まっている他、全部で9〜10本の作品が出品される予定。これらの世界の強豪作品と「神さまの言うとおり」はグランプリである“観客賞”を競います!

【マーベリック賞とは…】
メジャースタジオや独立系に関わらず、多作で、何より既成のジャンルにとらわれず、映画の新たな可能性を切り開いていく作品を作っている監督に贈られる賞。言うなれば“鬼才監督賞”。過去、2013年にツイ・ハーク監督(「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズ)、2012年にウォルター・ヒル監督(「48時間」シリーズ、「ラストマンスタンディング」)の2人が受賞している。三池崇史監督は日本人監督としては初めての受賞となる快挙。

<映画祭ディレクター マルコ・ミューラーによる受賞理由コメント>

『三池崇史監督は、メジャーな映画でも、小規模な映画でも、様々なジャンルの映画をたくさん撮り続けている。それでいて1本もありきたりの映画を撮っていない。そして、いつもどんな映画なのか予想がつかない。どんな映画を作ったのか?または、これから作るのか?いつも興味を抱かせてくれる稀有な監督です。』

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52009

執筆者

Yasuhiro Togawa