第64回カンヌ国際映画祭・ある視点部門に正式出品され、第84回米アカデミー賞・外国語映画賞のシンガポール代表に選出されるなど世界的に高い評価を受け話題となっている11月15日(土)公開の映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』。

本作は“劇画”の名付け親、辰巳ヨシヒロが2009年手塚治虫文化賞大賞を受賞した半自伝的作品「劇画漂流」を基にシンガポールの巨匠エリック・クーが“動く漫画映画”を作り出し、強烈かつ独特な辰巳ワールドを見事にスクリーンで表現しています。各国のメディアから高い評価を得ているだけでなく、ちばてつや氏、さいとう・たかを氏、モンキー・パンチ氏ら日本を代表する漫画家の方々から激賞の声が続々と到着していることでも話題となっております。

予告編::http://youtu.be/PJvPMrUGWoU

※予告編内容
手塚治虫が嫉妬し、世界が絶賛するマンガ家辰巳ヨシヒロ。彼の半生を描いた「劇画漂流」を基に5編の短編が挿入された本編から、象徴的な「劇画」と名付けた瞬間、手塚氏から直々に長編を書けと諭されたシーンなど彼の人生のターニングポイントを中心に切り取った予告編です。時代の闇に切り込み、海外では手塚氏と並び称された辰巳ヨシヒロ。彼の生きてきた時代がシンガポールの巨匠エリック・クーの手で動くマンガとして蘇る興味深い予告編となっております。

感動も、哀しみも、屈辱も、全て彼がマンガに持ってきた。“劇画”を生み出した、辰巳ヨシヒロの半生。
世界が認め、手塚治虫が嫉妬した「劇画」の世界。日本人が知らない劇画ゴッド・ファーザー辰巳ヨシヒロの歩んできた道のりとその時代背景が半自伝的作品「劇画漂流」を基にスクリーンで明かされる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa