カンヌ国際映画祭での受賞から今年で10年、4年ぶりに柳楽優弥が主演をつとめる作品映画「最後の命」主題歌が、Coccoの新曲「Snowing」に決定!!
芥川賞受賞後、アメリカでも文学賞を受賞する等、海外からの注目が高まる中村文則の初の映像化作品となる、映画『最後の命』。この度、本作の主題歌にCoccoの新曲「Snowing」が決定致しました。Coccoの楽曲が主題歌となるのも、4年振りとなります。
この主題歌情報解禁に合わせて、本ポスター、公開日の情報も初解禁となりました。
<TOPICS>
■「第133回 芥川龍之介賞」受賞後、アメリカで日本人初で賞を受賞する等、
海外での注目が高まっている作家 中村文則の初の映像化作品
■2004年に『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭<男優賞>を受賞してから10年。
4年振りに柳楽優弥が主演をつとめたのが、本作『最後の命』
■主題歌には、4年振りに映画に主題歌提供となるCoccoの「Snowing」
■共演の矢野聖人は、舞台『身毒丸』(演出:蜷川幸雄)で八千人以上のオーディションから主役に抜擢され、ドラマ『リーガルハイ』の好演も話題。
■ヒロインを演じる比留川游は、今最も雑誌レギュラーの多い女性モデル。本作が初の映画出演となる。
<主題歌に関して>
・Cocco「Snowing」(スピードスターレコーズ)
・映画の取材歌にCoccoの楽曲が使用されるのは、2010年に公開された「やぎの冒険」以来、
4年振りのこと
・楽曲音源もこの予告編解禁で初めて解禁です。
<キャストコメント>
■明瀬桂人役 柳楽優弥
登場人物の抱える問題や人間の本質のようなものが、物語が進むにつれて浮き彫りになってい
く様はとてもスリリングでした。長いトンネルの先に出口はあるのか、手探りで探し求める登
場人物達、それぞれの決断を見届けてもらいたいです。
Coccoさんの楽曲が元々好きでエンディングで流れた時は感動しました。作品の持つ世界観に
深みが増し、まるでトンネルの出口から差し込む光のような楽曲です。
■冴木裕一役 矢野聖人
凄く言葉にするのが難しい作品だと思いました。それは観る人によって違う感じ方をすると
思ったので。最後の命というタイトルではありますが、鑑賞後は希望が見えとても爽やかな気
持ちになっていたのは自分でも驚きました。冴木を演じることができ誇りに思います。
最初から誰になるのかどんな曲になるのか、気になっていましたが、Coccoさんの曲を聴き
ピッタリと心の中に作品と歌が収まった気がします。Coccoさんの曲のリズムや歌詞や歌声、
全てが最後の命の世界観とバイブレーションを起こし合わさっていていいなぁと思いました。
■小泉香里役 比留川游
原作を初めて読んだ時に、人間は矛盾を抱えて生きている生き物なんだな…と思いました。
そこにとても共感したので、この作品に参加することが出来てすごく嬉しいです。
皆さんが、「最後の命」を観て、何を感じて頂けるのかとても楽しみです。
昔からCoccoさんの大ファンだったので、主題歌がCoccoさんだと知り嬉しかったです。
映画のイメージにもとても合っていると思いました。
<原作者コメント>
■原作者:中村文則氏
エンドロールが流れる中、とても感動していました。
人間の内面の奥底にある性の揺らぎ。時にそれは悲しく、人の人生を左右してしまう。
なかなか触れにくいその性のテーマを、通俗的でなく、深く、静かに見つめたこの物語を、映
画を愛する様々な人に観て欲しい。そう強く思いました。悲しくも映る世界の中で、何とか強
くあろうとした人達。スクリーンの向こうのそんな登場人物達に、心が深く揺さぶられました。
松本監督を初め、スタッフの方達の能力の高さに驚き、そして各役者の方々の才能に目を見張
りました。主演の柳楽優弥さんを中心に、各役者の方々の個性が立っている。主演とは何か、
助演とは、脇を固めるとはどういうことなのか、という深い映画論にまで思いが及ぶほど、柳
楽さんや、その周囲でしっかりと立つ各役者の方々を心から尊敬することにもなりました。
Coccoさんの歌う主題歌も、内面に染みわたる大変素晴らしいものでした。
作家として、今深い喜びを感じています。
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執筆者
Yasuhiro Togawa