1979年の『マッドマックス』公開から35年、シリーズの創始者であるジョージ・ミラー監督が、トム・ハーディを主演に迎えて放つ、驚異のハイパー・リアル・アクション巨編『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に、アカデミー賞®に輝く名女優シャーリーズ・セロンが出演していることがわかった。
ジョージ・ミラー監督によると、シャーリーズが演じているのは、「フィリオサというキャラクターで、女性版ロード・ウォーリーアーズ的な存在で、巨大トラックを操る女ボス」だという。

今回解禁された場面写真は、美貌をかなぐり捨ててスキンヘッドになったシャーリーズの衝撃的な姿。オイルの汚れを気にする様子もなく、眼光鋭く何かを見つめ、強烈な存在感を発している。
7月23日から開催された「コミコン・インターナショナル・サンディエゴ 2014」で記者からの質問を受けたジョージ・ミラー監督は、「マックスは目的を失い、孤独になろうとしている。そんな彼には、強い女性が必要だった。シャーリーズが演じるフィリオサは、まさにうってつけの存在なんだ」とそのキャラクターを紹介。「シャーリーズは、役者として恐れずに新しい役柄に入っていける情熱と能力を持っている。観客の皆さんが今までに見たことのないキャラクターが登場することになる」と、彼女に対する賛辞を贈り、同時にかつてないキャラクターがスクリーンに登場することに自信を見せている。
すべてが謎に包まれた中で公開されたシャーリーズ・セロンの衝撃的なスキンヘッドで息づくフィリオサとはどんなキャラクターなのか。主人公マックスとはどんな関わりを見せるのか。謎のベールに包まれた新たなアクション映画の金字塔『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の続報に期待は高まるばかりだ。

『マッドマックス』シリーズとは
1979年、ジョージ・ミラー監督が当時全く無名のメル・ギブソンを主演に放った映画『マッドマックス』—
第一作目にして伝説となったこの作品は、低予算でありながらも、改造車をふんだんに使い、カーアクション映画の金字塔となった。同時に、当時全く無名だったメル・ギブソンを一躍スターダムに押し上げた。
1981年に『マッドマックス2』が公開され全世界で大ヒット、荒廃した世界感、改造車と暴走族、モヒカン刈りなど、1980年代のポップカルチャーに大きな影響を与えた。日本でも人気漫画「北斗の拳」(原作:武論尊/作画:原哲夫)に多大な影響を与えたと言われている。
1985年には、ティナ・ターナーらを迎え、更に大スケールとなった『マッドマックス/サンダードーム』が公開された。サンダードームのタイトル通り、ドーム内の金網リングで繰り広げられるバトルアクションが主となっている。

公式サイト http://MadMaxMovie.net 

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執筆者

Yasuhiro Togawa