ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント(東京都港区 マネージング・ディレクター 日本代表 福田太一)は、海外TVドラマシリーズ「ARROW / アロー <セカンド・シーズン>」を 2014 年 9 月 3 日 DVD レンタル、9月10日ブルーレイ&DVD 発売およびオンデマンド配信開始いたします。
DCコミックスが生んだ孤高のヒーロー「ARROW / アロー」。世界的大ヒットドラマ待望の<セカンド・シーズン>リリースを記念して、日本でも空前のブームになっているアメコミトピックスを定期的にお届けします!
第 2 回目は、アメコミ作品が相次いで実写化される中で、「映画」ではなく「TVドラマ」が増えている理由を考察します。

2012 年 10 月から全米で放送開始、以来順調にエピソードを重ねている「ARROW / アロー」。昼間は金持ちで女たらしのオリバー・クイーン(スティーヴン・アメル)が夜は一転、弓矢の名手アローとなって街に巣食う悪を討つ。オリバーはかつて海難事故に遭遇、父と死に別れてたった 1 人で孤島に漂着した。そこでの 5 年間におよぶ壮絶なサバイバルを経て、強靭な肉体と超人的な弓矢のスキルを身につけ、ついに故郷に帰還する。
そんな物語は DCコミックスのシリーズ「グリーン・アロー」を下敷きにしている。緑色のフードを被ったヒーロー、グリーン・アローがコミックに初登場したのはなんと 1941年。実に 73 年前から現在に至るまで、現役で活躍を続けるたいへん息の長いキャラクターなのである。DCのヒーロー・ラインナップには言わずと知れたスーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンやザ・フラッシュといった面々が名を連ねる。人智を超えた超能力を持つスーパーヒーローがひしめく DCユニバースにおいて、己の肉体だけを頼りに戦い抜いてきた歴戦の勇士がグリーン・アローなのである。

そんなヒーローの物語を実写ドラマで魅せるのが、「ARROW / アロー」というわけ。
しかし考えてみると、テレビドラマは、アメコミ・ヒーロー物語に相応しいといえる。基本的にスーパーヒーローの物語はずっと続いていくものだ。途中で設定がアップデートされたり、あるいは物語が大幅に仕切り直されたりすることもあるとはいえ、彼らのストーリーに終わりはない。「グリーン・アロー」は前述の通り 70 年以上続いているシリーズだし、それは「スーパーマン」にしても「バットマン」にしても同じことだ。彼らの名前が冠されたコミック誌は毎月休まず発行されるから、それに応じて登場人物も増え、世界観も広がる。毎月のエピソードの積み重ねによって、壮大な物語が紡がれていくのだ。それを考えると 2 時間前後で完結しなければならない映画よりも、どこまでもストーリーを続けられるテレビドラマのほうが、アメコミというメディアには近いと言えるのではないだろうか。
さらに最近ではドラマで語られることが、映画に繋がっていくということもあり得ない話ではなくなってきた。たとえばマーベルが手がけるテレビシリーズ「エージェント・オブ・S.H.I.E.L.D.」は、その映画シリーズと同一の世界で起こる出来事を描いている。「アロー / ARROW」や、いずれここでも詳しく取り上げるバットマン・シリーズのスピンオフドラマ「ゴッサム」で描かれることが、いずれ DCの映画とリンクする可能性も大いに考えられる。そのような点で、今やテレビドラマはアメコミ実写作品を語るにおいて無視することのできないメディアとなっているのだ。
次回アメコミニュースでは、「ARROW / アロー」が原作のエッセンスを取り入れながら、いかにテレビシリーズ独自の魅力を作り出しているか。そしてこのヒットシリーズから生まれる新たなドラマについてなど取り上げる。To be continued…

「ARROW / アロー <セカンド・シーズン>」
■9月3日 DVDレンタル開始!

■9月10日 ブルーレイ&DVD発売、同日オンデマンド配信開始!
 ブルーレイ コンプリート・ボックス (4枚組) \16,200+税
 DVD コンプリート・ボックス (12枚組) ¥14,300+税

「ARROW / アロー <ファースト&セカンド・シーズン>」
■9月10日 ブルーレイ発売!
【初回限定生産】ブルーレイ ボックス (9枚組)¥24,800+税

発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

【ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント公式サイト】 http://www.warnerbros.co.jp
【ARROW / アロー 公式サイト】 http://arrow-tv.jp
【ワーナー海外ドラマ 公式サイト】 http://www.kaidora.jp
【公式Facebookページ】http://www.facebook.com/warnertvseries

執筆者

Yasuhiro Togawa