『ブレイキング・バッド』の小道具や衣装が、スミソニアン博物館に展示されることになりそうだ。スミソニアン博物館といえば、知識の向上と普及を目的に 1846 年にワシントン DC に設立された世界最大の博物館群で、複数の博物館と研究センターからなる。このなかの国立アメリカ歴史博物館には、アメリカの歴史や文化に関連する作品が多数展示されており、なんと『ブレイキング・バッド』もこのなかに加わる可能性があるというのだ。

この情報が明らかになったのは、ロサンゼルス・タイムズ紙で行われた『ブレイキング・バッド』対談がきっかけ。企画・制作総指揮のヴィンス・ギリガンが、主演のブライアン・クランストンとアーロン・ポールとともに思い出を語り合うという企画で、ウォルター・ホワイトの裏の顔であるハイゼンベルグの帽子はいまどこにあるのか、という記者の問いに対し、クランストンはギリガンと自分がひとつずつ保管していると返答。そして、こう明かしたのだ。
「スミソニアンが『ブレイキング・バッド』の展示をする話があり、それほど最高のものはない。もし、寄越せと言われれば、番組から盗んだすべてのものを寄贈させてもらうよ」
ちなみに、クランストンは、ウォルトの衣装一式と、メガネ、サングラス、時計を所持しているという。
一方のアーロン・ポールは、ジェシーの最初の車のナンバープレートと、ピンクのテディベア、ゲイルの自宅の扉を持っていると告白。
さらに、ウォルターの愛車ポンティアック・アズテックと、ドラッグ生成用に使用したキャンピングカーは、現在は米カルバーシティのソニー・ピクチャーズスタジオで保管されており、スタジオ見学コースになっているという。
これらがスミソニアン博物館に寄贈されれば、『ブレイキング・バッド』が名実ともに後世に残るドラマとして認められたことになる。なお、スミソニアン博物館の国立アメリカ歴史博物館には、『オズの魔法使い』の赤い靴や、全米最高視聴率を叩き出した人気ドラマ『M*A*S*H』の小道具など、アメリカ史を飾ったポップカルチャーに関する品々が展示されている。
『ブレイキング・バッド』ブルーレイ&DVDは、現在 SEASON1〜3 がレンタル&発売中、9 月3 日(水)に SEASON4、そして、10 月3 日(金)に SEASON5と THE FINALSEASON をソニー・ピクチャーズ エンタテインメントよりリリース、完結する。

★『ブレイキング・バッド』 ブルーレイ&DVD 全シーズン一挙リリース!
 SEASON1 COMPLETE BOX ブルーレイ 9,333 円(税別)/DVD 7,600 円(税別)
 

・SEASON1〜3   リリース中
・SEASON 4    9月3日(水)リリース
・SEASON 5・THE FINAL SEASON  10月3日(金)リリース

発売元/販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

執筆者

Yasuhiro Togawa