平素よりお世話になっております。韓国のみならず、ヨーロッパでも絶大な人気を誇り、近年、特集上映をきっかけに日本でもファンが急増している監督の鬼才ホン・サンス。
現在、加瀬亮を主演に迎えた最新作『自由が丘8丁目』を製作中!

そのホン・サンス監督が昨年発表した恋愛映画の新作2本、『ヘウォンの恋愛日記』、『ソニはご機嫌ななめ』を、8月16日(土)よりシネマート新宿にて2作品同時公開します。

ヘウォン、ソニ、ふたりの女子をめぐるスタイルの異なるふたつの恋愛スケッチ。恋愛における男女のリアルをユニークな視点で描き出すホン・サンス監督の恋愛映画に、新たなヒロインたちが登場!
気まぐれで、どこか猫のようなふたり。そんなふたりを、男たちは愛して止まない!

◇『ヘウォンの恋愛日記』◇

2013年 ベルリン国際映画祭 コンペティション部門 正式出品
出演:チョン・ウンチェ、イ・ソンギュン、ユ・ジュンサン、イェ・ジウォン
特別出演:ジェーン・バーキン

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Kw2zrKlQ9EE&list=UUoSEan3p30GgsBNJ6VNtbDA

ヘウォンは大学生。教授であるソンジュンとの秘密の関係を終わらせたいと思っている。
カナダに移住する母親との別れで落ち込んでしまい、しばらくぶりにソンジュンに連絡してしまう…

ヘウォンを演じるチョン・ウンチェはモデルとしても活躍し『超能力者』(10)で映画デビューした韓国の新星!
イギリスでデザインを学んだ経験もあり、本作では流暢な英語を披露している。
ヘウォンの秘密の恋人には、ドラマ「コーヒープリンス1号店」で一躍ブレイクしたイケメン俳優イ・ソンギュン。
現在は本国で主演作の「最後まで行く」が大ヒット中。
『アヴァンチュールはパリで』(08)へのカメオ出演以降、『教授とわたし、そして映画』(10)、今回公開の二作への連続出演と、ホン・サンス映画の常連の仲間入り。

ほかにも、ユ・ジュンサンとイエ・ジウォンが前作『ハハハ』(10)で演じるカップルとして登場するなど、ホン・サンス監督ファンにはたまらない目配せも。

さらに、本作にはなんとジェーン・バーキンが特別出演!
かねてからホン・サンス監督作のファンであり、『3人のアンヌ』(12)主演のイザベル・ユペールより
ホン・サンス監督の現場の面白さを聞いていたバーキン。
公演で韓国を訪れていたバーキン本人たっての希望で、カメオ出演が実現。
冒頭の主人公ヘウォンとジェーン・バーキンの何ともチャーミングなやり取りは必見です!

◇『ソニはご機嫌ななめ』◇

2013年 ロカルノ国際映画祭 監督賞受賞
出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・サンジュン、チョン・ジェヨン

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Ro2aPewq4jo

ソニは、アメリカ留学の推薦状を頼むため、チェ教授に会いに大学を訪れる。
その帰り道、元カレのムンス、先輩の映画監督ジェハクに出会う。
ソニに気がある3人の男たちは、それぞれ「人生訓」を披露する。ソニをめぐる四角関係が始まった!

近年ホン・サンス監督作のミューズともいえるチョン・ユミが、ソニをキュートに演じる。
ドラマ「ロマンスが必要2」や『トガニ 幼き瞳の告発』(11)などの出演で本国でも人気な女優。
ソニをめぐる四角関係を描く本作。どれだけモテるの!と言いたいところだが、無愛想ながらも放っておけない彼女には、男女問わずどうしても気になってしまう魅力がある。

そんなソニにハマっていってしまう三人の男にイ・ソンギュン、キム・サンジュン(『次の朝は他人』に続いて登場!)、
そして、『シルミド SILMIDO』(03)『トンマッコルへようこそ』(05)のチョン・ジェヨンが好演。
今回ホン・サンス映画に初参加のチョン・ジェヨンは、いつもの作りこんだ演技とは違った、ふつうの男を等身大に演じ、新境地を見せている。

なお、本作はホン・サンス 監督作史上最大のヒットを韓国本国で記録した。

『ヘウォンの恋愛日記』・『ソニはご機嫌ななめ』 公式サイト http://www.bitters.co.jp/h_s/

2作品予告編 https://www.youtube.com/watch?v=qO5bA8DFnQA

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa