世界 3 大ファンタジーのひとつとされる『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚として描かれる『ホビット』シリーズ。第 2弾となる『ホビット 竜に奪われた王国』は、より物語が成熟し、『ロード・オブ・ザ・リング』との親和性も高くなっている。前作以上にパワーアップした見どころとともに、“シリーズならではのお楽しみポイント”をレポート!

前作は物語の序章!ついにアドベンチャーが本格展開!
これからが本番!ドラマ性と同時にアクションも増え、より見応えある仕上がりに!

奪われた王国を取り戻すため、苦難の旅を続けるドワーフとビルボ。前作は物語の導入部という事もあり、アクション・シーンも控えめな印象(とはいえゴブリンたちとのバトルと松ぼっくり爆弾ファイトは必見!)だったが、多くの転機が訪れる『ホビット 竜に奪われた王国』ではアクション・シーンもパワーアップし、アドベンチャーらしい勢いを感じさせる。執拗に旅の仲間たちを襲撃するオークとのバトル、巨大なクモとのファイト、華麗なるエルフの戦い、そして宿敵スマウグとの対決……。そのどれもが見応え抜群だが、中でも樽に隠れて激流を下りながらのバレル・エスケープのシーンはドワーフ、エルフ、オークそれぞれの戦いっぷりが堪能できる必見シーン。また、『ロード・オブ・ザ・リング』ではあまりじっくり描かれる事がなかったエルフたちの戦闘シーンが見られるというのも、『ロード・オブ・ザ・リング』ファンにはたまらない魅力となっている。

『ロード・オブ・ザ・リング』ファンは見逃せない、もうひとつの戦いが始まる!
『ホビット』と『ロード・オブ・ザ・リング』の親和性を高める重要な演出が満載!
※一部ネタバレあり

巨大グモに襲われ、エルフに捕らわれ、オークに付け狙われるドワーフたちが過酷な旅を続ける中、『ロード・オブ・ザ・リング』ファンなら見逃せないのが、もうひとつの戦い。それが後のサウロンとなるネクロマンサー(死人遣い)とガンダルフの戦いだ。『ロード・オブ・ザ・リング』でも語られていたこの戦いが、今作でいよいよ本格的に幕を開ける。一旦旅を離脱したガンダルフが、いち早く不穏に気付いた茶の魔法使いラダガストと共に向かったのは闇の森にあるドルグルドゥアだ。そこでネクロマンサーの存在を確認したガンダルフは戦いを挑むが……。今作から登場するネクロマンサーの声を、竜のスマウグの声と共に担当するのはベネディクト・カンバーバッチ。美声で知られる彼の見事な演じ分けに注目だ。そして窮地に陥ったガンダルフの今後は!? 続編の展開も気になる一連のドラマから目が離せない!

三部作ならでは!サブキャラたちも大活躍!それぞれの思惑の行方に注目
サブキャラまで丁寧に描けるのは、三部作シリーズならでは!

主要キャラだけでなく、サブにも魅力的なキャラクターが揃っているのが『ホビット』シリーズのポイントだ。例えば旅の一行が逃げ込んだ家の持ち主スキンチェンジャー(皮を変える者)のビヨルン。彼の登場シーンは少ないが、その中にもどこか茶目っ気のある素顔が見え隠れする彼の存在感は抜群だ。またドワーフとは因縁のある関係なのが、かつてドワーフを見捨てた闇の森のエルフの王スランドゥイル。レゴラスの父でもある彼は、エルフ族の中でも独特の考えの持ち主で、良く言えば合理的、悪く言えばエルフにしては少々俗っぽい彼は、世界の危機より自分の王国を守る事の方が重要。そんな彼が今度はドワーフを助けるのか、その行動に注目だ。そしてドワーフたちと因縁を持つもう一人の人物がバルドだ。ひょんな事からドワーフたちを助ける彼も、実はかつてのドワーフの王国エレボールの悲劇に関係がある人物。ドワーフたちとはまた違った苦難を辿っていた彼は、スマウグとの戦いにも大きく絡んでくる事になるので、こちらも見逃せない。

■7月9日(水)ブルーレイ&DVDレンタル開始&発売!(6月25日デジタルセル先行配信)
 『ホビット 竜に奪われた王国』
【初回限定生産】ブルーレイ&DVDセット(3枚組) \3,790+税
【初回限定生産】3D&2D ブルーレイセット(4枚組) ¥5,790+税
【初回限定生産】DVD ¥2,900+税
発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

【公式サイト】www.hobbitmovie.jp
【公式Facebookページ】www.facebook.com/hobbitjp

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執筆者

Yasuhiro Togawa