角川シネマ新宿ほか全国にて絶賛上映中のアニメーション映画『サカサマのパテマ』。本作品が平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術祭にてアニメーション部門の優秀賞を受賞致しました。
 文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。
 本年度は過去最多となる海外84か国・地域からの2,347作品を含む、合計4,347作品(昨年度比124%)が寄せられ、アニメーション部門では587作品(劇場アニメ、テレビアニメ、オリジナルアニメ、短編アニメ)の応募から見事選出されました。
 また本年度の所謂、劇場版ジャパニメーションは『サカサマのパテマ』と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のみ。既にスコットランド ラブアニメ映画祭2013(Scotland Loves Anime 2013)観客賞、審査員賞のW受賞をはじめ、第51回ヒホン国際映画祭Special Mention賞、第7回アジア太平洋映画賞の長編アニメーション部門の最優秀賞にノミネートされるなど既に海外から高い評価を受けている『サカサマのパテマ』。日本でもあのヱヴァと並び大変名誉ある賞を受賞致しました。

【吉浦康裕監督コメント】
学生時代に自主制作でアニメーションを制作していたころから、文化庁メディア芸術祭の会場には頻繁に足を運んでいました。映像、漫画、インスタレーション…それら全てのジャンルが自分を刺激し、創造意欲を掻き立てられるものだったからです。
いま、この場で自身の作品が優秀賞を頂けたことに対して、光栄であると共に感慨深さを感じています。選出して下さった皆様、本当にありがとうございました。

アニメーション部門 受賞一覧
【大賞】はちみつ色のユン(ドキュメンタリー・アニメーション) ユン/ローラン・ボアロー[ベルギー/フランス] 
【優秀賞】
有頂天家族(テレビアニメーション) 吉原 正行[日本] 
ゴールデンタイム(短編アニメーション) 稲葉 卓也[日本] 
サカサマのパテマ(劇場アニメーション) 吉浦 康裕[日本] 
 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(劇場アニメーション) 庵野 秀明[日本] 
【新人賞】
ようこそぼくです選(短編アニメーション) 姫田 真武[日本] 
Airy Me(短編アニメーション) 久野 遥子[日本] 
WHILE THE CROW WEEPS—カラスの涙— (短編アニメーション)鋤柄 真希子/松村 康平 [日本]

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執筆者

Yasuhiro Togawa