12/7より、姫野カオルコの直木賞最終候補作「受難」が公開となります。
本作は、修道院生活で慎ましい生活を送っていた岩佐真悠子演じる無垢な女性・フランチェス子が、セックスをしたい!と、興味を持ち始めていた矢先に・・自らのあそこに人面瘡ができるという奇想天外で設定で、性と愛の本質に迫る、早くも期待値が高まるこの冬注目の作品です。

本作の映画音楽は、「あまちゃん」で一世を風靡した大友良英さんが手掛けていることで、すでに話題になっておりますが、この度、大友さんからのコメントと監督からのコメントが到着!!あまちゃんと同時期に創られた楽曲だったということも明らかになりました。

★大友良英さんからのコメント★
実はあまちゃんの音楽をつくるのとまったく同じ時期に合間を縫って受難の音楽も作りました。われながら似てるなって思います。すいません。でも、映画のおかげで、似たような音楽なのに全然違う世界に向けて扉をひらいてくれてます。ほっとしました。扉の向こうはわたしの大好きな世界、みなさんも扉の向こうをのぞいてみてください。

★吉田良子監督からのコメント★
映画が終わった瞬間、一体どんな音楽が流れるのだろう?という事から今回は考えていました。その時ふと、大友さんのお名前が浮かんだのです。良いも悪いも滑稽も、美しいも醜いも色々なものが詰まったそんな楽曲。そういうものが映画の中で響いてくれたら嬉しいとお伝えした覚えがあります。あがって来た楽曲はとても素敵でした。デモから実際の演奏、録音、ミックスと、工程を経る毎に変化し増殖していく様を見るのもとても楽しかった。『受難』の音楽は大友さん以外ありえません。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=51935

執筆者

Yasuhiro Togawa