アカデミー賞受賞監督スティーヴン・ソダーバーグ最新作『Behind the Candelabra』の邦題が『恋するリベラーチェ』となり、11月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショーの運びとなりました。

 本作品は、1950〜70年代に“世界で最も稼ぐエンターテイナー”、“世界が恋したピアニスト”と言われたリベラーチェという実在の人物の晩年を描き、当時決して明かされることのなかった彼の私生活と、生前に必死に隠そうとした同性愛者であるという事実に基づいて製作されました。そして、後に彼の愛人となり運転手を務めることとなる1977年のスコット・ソーソンとの出会いから、1987年のリベラーチェの死の床での告白までの、お互いが認め合い、懸命に必要としていたほろ苦い関係に苦悩する姿を、名匠ソダーバーグ監督が見事に描き出しています。

本作を撮り終えた後、長期休暇に入ると宣言したソダーバーグ監督の、エミー賞にて「作品賞」「監督賞」「主演男優賞(マイケル・ダグラス)」の主要3部門を含む、今年度最多の11部門を受賞した話題の最新作です。

予告編::http://www.youtube.com/watch?v=3Ebg2iSoxDY

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執筆者

Yasuhiro Togawa