8歳でモデルとしてファッション界に入りながら、その独自のセンスと自由な発想が一躍注目を浴びGUCCIやYves Saint Laurentのスタイリングを担当。トム・フォードやカール・ラガーフェルドらがその存在を“ミューズ”と語るカリーヌ・ロワトフェルドの初のドキュメンタリー。2001年から10年に渡りフランス版VOGUEの編集長を務めた彼女の素顔とVOGUE退任後に創刊させた、自らのイニシャルからなる新雑誌「CR Fashion Book」の製作過程から発売までを追う。今年59歳を迎え、今もなお一線で活躍するカリーヌが何よりも大切だと語る「家族」。母、妻、編集者とさまざまな顔を持つ彼女のプライベートに入り込んだ本作では、初孫の誕生に立ち会う姿や長年連れ添うパートナーとの秘話などもおさめられている。また、トム・フォード、ヴェルサーチ、ラガーフェルド、ゴルチェ、マリオ・テスティーノ、カニエ・ウェスト、アリシア・キーズ、ケイト・ブランシェット、キルスティン・ダンスト、坂本龍一など華やかな著名人たちとの交友関係も必見。 

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執筆者

Yasuhiro Togawa