舞台はフィレンツェ、ヴェネツィア!
ラングドン教授、ダンテ『神曲』に挑む!

全世界が待っていたダン・ブラウン三年ぶりの新作。原題は『Inferno』、ダンテ『神曲』の地獄篇と同じタイトルだ。 ダン・ブラウンは世界的ベストセラーとなった『ダ・ヴィンチ・コード』で、キリスト教聖杯伝説を扱い、またラングドン・シリーズ第一作『天使と悪魔』では科学と宗教という深遠なテーマに取り組み、シリーズ三作『ロスト・シンボル』では禁断の秘密結社フリーメイソンを描いた(すべて角川文庫刊)。本作でも、現代の人類に突きつけられた、ある地球規模の問題をとりあげるとともに、最新科学にふれている。しかも重いテーマに踏みこみながら、疾走感あるストーリー運びで、ほぼ一日の短い冒険を軽快に描き、アクションありロマンスありのエンターテインメント作品に仕上げている。ダン・ブラウン作品を評する〝ページターナー(どんどんページをめくりたくなってしまうほど面白い本)〟〝徹夜本〟という言葉が、今作にもぴたりとあてはまる。

【物語】
ハーヴァード大学の宗教象徴学教授ロバート・ラングドンは早朝、病院のベッドで目を覚ました。窓の外に目をやると、ヴェッキオ宮殿が見える——フィレンツェだ。ラングドンには一昨日の夜からの記憶がなく、自分がイタリアにいるわけもさっぱりわからない。医者は、銃弾が頭をかすめたために脳震盪を起こして一時的に記憶障害が生じたのだと言う。ところが、そこへ銃を持った女が現れ、医師を撃ち殺す。ラングドンは居合わせたシエナという若い女医に助けられて銃撃を逃れた。なぜ自分が狙われたのか、ラングドンには思いあたる節がない。するとシエナが「あなたのツイードのジャケットから偶然見つけた」と言って、小さな円筒の容器を取り出した。振ってみると、先端が光り、ある有名な絵が映し出された。ボッティチェルリ作〈地獄の見取り図〉——『神曲』の地獄を描いた絵だったのだ……。

2013年11月28日発売予定。全国書店およびネット書店でも予約受付中。初回限定で特製ポストカード付き。また『インフェルノ』発売記念、豪華イタリア旅行がペアで1組様、図書カードも100名様に抽選で当たる
クイズキャンペーンも実施中です。

●応募要項は公式HPを参照してください http://www.danbrown.jp/inferno/

『インフェルノ』
著:ダン・ブラウン
訳:越前敏弥
【日本版・発売予定】2013年11月28日

【価格(税込)】各1890円 【体裁】四六判上製/上・下巻
(上)ISBN:978-4-04-110593-1
(下)ISBN:978-4-04-110594-8

【著者紹介】
Dan Brown(ダン・ブラウン)

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。
2003年3月『ダ・ヴィンチ・コード』を刊行。無名の作家ながら、1週目からベストセラー・ランキング1位を獲得、刊後一年以上たった2004年4月現在まで1位を譲らないという、社会現象といえるほどの驚異的な売れ行きとなる(2005年7月20日現在、アメリカでは、56週連続でトップ10ランキングに入っている)。2000年に刊行したシリーズ第一作である『天使と悪魔』も同時に売れ始め、一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。2009年に刊行したシリーズ第三作『ロスト・シンボル』は全米ベストセラー・ランキング6週連続1位、発売わずか2ヶ月で全世界1000万部突破している。父は哲学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある

執筆者

Yasuhiro Togawa