7月20日の公開以来、日本全国で爆発的なヒットを飛ばし日本中で旋風を巻き起こしている宮崎駿監督最後の映画作品『風立ちぬ』が、9月11日(水)、公開から54日間で観客動員数800万人、興行収入100億円を突破しました。

2013年7月20日(土)〜9月11日(水) 公開54日間の累計

全国454スクリーン 人員:8,106,669人  興収:10,030,608,300円

 興行収入100億円突破は、邦画としては2008年7月19日に公開された『崖の上のポニョ』(東宝)以来の快挙であり、邦洋合わせると2010年7月10日に公開された『トイ・ストーリー3』(ディズニー)以来の大記録となります。(興行通信社調べ)

 8週目に入っても全国津々浦々で若者から大人まで幅広い層を取り込み、更にはリピーターも続出するなど、全く落ちのない興行が続いています。また、先日9月6日に行われた宮崎駿監督の引退会見により、監督最後の映画作品となった本作を観ようと、9月7日(土)、9月8日(日)の週末2日間の興収が前週比134.5%と異例の伸びを見せ、週末興行成績では7月20日(土)の公開から8週連続1位を記録しています。

(8週連続首位は邦画としては同じくジブリ作品の「ハウルの動く城」(2004年11月公開)が記録した9週連続記録に次ぐ成績です。)勢いは収まることを知らず、夏休みが終わった平日でありながらも好調な動きを見せており、この勢いで推移すれば9月中での動員1,000万人突破も射程圏内に入ってきました。10月以降の興行成績次第では、『崖の上のポニョ』に迫るメガヒットも期待できそうです。

参考1:日本国内歴代興行収入ランキング http://www.kogyotsushin.com/archives/alltime/

参考2:興行収入1億円を超えた8劇場。
 ・東京都 新宿バルト9          人員114,220人 興行収入 174,656,900円
 ・東京都 新宿ピカデリー         人員118,368人 興行収入 168,857,500円
 ・東京都 TOHOシネマズ六本木ヒルズ  人員 91,010人 興行収入 138,022,500円
 ・東京都 TOHOシネマズ渋谷      人員 89,593人 興行収入 127,853,200円
 ・大阪府 TOHOシネマズ梅田      人員 89,115人 興行収入 119,577,200円
 ・東京都 シネマサンシャイン池袋     人員 83,620人 興行収入 115,216,200円
 ・東京都 TOHOシネマズスカラ座    人員 83,369人 興行収入 114,790,400円
 ・大阪府 TOHOシネマズなんば     人員 76,748人 興行収入 102,586,600円

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執筆者

Yasuhiro Togawa