2006年の一作目公開から全世界で空前の大ヒットを記録し、今なお愛され続けているディズニー/ピクサーの傑作『カーズ』シリーズ。その世界観にインスピレーションを受け、大空を舞台に “夢をかなえる勇気” を描いた感動のファンタジー・アドベンチャー『プレーンズ』の最新ポスターが完成した。
 
 ディズニーが贈る新作アニメーション『プレーンズ』は、飛行機のくせに“高所恐怖症”であるダスティの物語。ダスティは世界一周レースで優勝することを夢みるが、彼はそもそもレース用飛行機ではなく農場の農薬散布機。誰もが「無理だ」と断言する“夢”を諦める事ができず、悩みながら一歩を踏み出すダスティの勇気に全世代の胸をうつ、感動のファンタジー・アドベンチャー・ムービー。
 
 今回完成したビジュアルで“高所恐怖症”であるダスティは映画の顔であるポスターでも飛ぶことはかなわない。空を見上げるダスティの言葉はそのまま胸を打つコピーとなり「ボクだって、できるはず!」と彼の夢“世界一周レースで優勝”を目指す健気な姿が伺えるのだ。さらにポスタービジュアルでは世界一周レースに出場するであろう他の飛行機達の姿も確認できる。
 
 『カーズ』の世界を踏襲しコミカルで愛らしいキャラクター達。しかしその飛行シーンの迫力は実写映画を超えるリアルな迫力とスピード感で描かれる。その理由は監督であるクレイ・ホール(「ティンカー・ベルと月の石」)にある。実は彼の父、さらに祖父もまたパイロットとして空を飛んでいる飛行機に情熱を燃やす家系に生まれ育ち、その飛行機好きはDNAに刻み込まれているのだ。監督は「父も祖父もパイロットでした。ずっと飛び続けて過ごした彼らの航空機への想い入れは、私にも受け継がれています。子どもの頃、父と一緒に地元の滑走路へ行って、離着陸する飛行機を見ていたものです。私はそこに座り込んでスケッチをし、父はそれぞれの飛行機の特徴を教えてくれました。ですから、このプロジェクトが浮上したとき、私は文字通り天にも昇る気持ちでしたね。」と並々ならぬ思いを語っている。

 飛行機のサラブレッドでもある監督が詰め込んだ“努力”“勇気”“友情”のメッセージは大人から子どもまで、誰もが心を震わせるこの冬1番の感動作。12月はダスティの<踏み出す一歩>に日本中が魅了される。

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執筆者

Yasuhiro Togawa