『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のその後を描く、『ドーン・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス(原題)』の撮影が、米ルイジアナ州ニューオーリンズにて開始されたことが正式にアナウンスされた。そしてその撮影中の模様を押えたファースト・ルックが到着。モーション・キャプチャー用のスーツを身にまとったシーザー役のアンディ・サーキスが漆黒の馬にまたがり、ジェイソン・クラーク演じるキャラクターと対峙。シーザーがさらなる進化を遂げたことが確認できる衝撃的なワンシーンと言える。

 映画史に燦然と輝く“神話”と言っても過言ではない『猿の惑星』(1968年公開)。人間が高度な知性を持つ猿に支配されるという前代未聞の世界観、そして衝撃的なラスト・シーンは、当時のポップカルチャーにも多大な影響を与え、今もなお世代を超えて語り継がれ、多くの映画ファンの脳裏に鮮明に焼き付いている。だが、なぜ人類の文明は滅び、猿が支配者になったのか? 2011年に公開された『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』は、このオリジナルの名作に残された“大いなる謎”、そして“起源”に迫った超大作。現代のサンフランシスコを舞台に、一匹の猿シーザーの突然変異的な進化から始まるストーリーを、壮大なスケールで映像化。21世紀を生きる我々人類への警鐘に満ち溢れたテーマ、心揺さぶるエモーショナルなドラマは全世界を魅了し、世界で約5億ドルもの興行収入を記録した。

 そして、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から10年後を舞台に、神話への究極の答えがついに明かされる! 『ドーン・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス(原題)』では、シーザーの先導により、遺伝子的な進化を遂げた猿たちの増加は、10年前に壊滅的なウイルスを放ち生き残った人間達に脅かされていた。脆弱な平和に辿り着くが、それも束の間、誰が地球を制するかを決める戦争の一歩手前だった…。
 シーザー役を、その才能で彼に命を吹き込んだアンディ・サーキスが再び熱演、ジェイソン・クラーク(『ゼロ・ダーク・サーティ』、『パブリック・エネミーズ』、『華麗なるギャツビー』)、ゲイリー・オールドマン(『ダークナイト ライジング』、『ハリー・ポッター』シリーズ)、ケリー・ラッセル(『ザ・アメリカンズ(原題)』、『M:i:III』)、トビー・ケベル(『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』、『タイタンの逆襲』、『ロックンローラ』)も出演。

 監督は、マット・リーヴス(『クローバーフィールド/HAKAISHA』、『モールス』)。プロデューサーは、ピーター・チャーニン、ディラン・クラーク(『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』、『オブリビオン』)。製作総指揮はトム・ハメル(『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』)。
 アカデミー視覚効果賞を受賞した WETAデジタル(『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』や『アバター』で開発した最先端パフォーマンス・キャプチャー技術の新世代を使用)が、再び、リアルな外見と動きはもちろん、繊細かつ豊かな感情を持ち合わせる猿に命を吹き込む。撮影監督にマイケル・セレシン、視覚効果スーパーバイザーにジョー・レッテリとダン・レモン、視覚効果プロデューサーにライアン・スタフォードが参加。
『ドーン・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス(原題)』は、2014年5月23日(金)に世界中で公開予定。※日本公開は2014年を予定。

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執筆者

Yasuhiro Togawa