映画史上、最強にダメダメな主人公を人気と実力を兼ね備えた日本を代表する俳優の一人である堤慎一が演じるという「驚異のキャスティング」ですでに話題沸騰の映画『俺はまだ本気出してないだけ』。原作は「このマンガがすごい!2009」にランキングされ、映像化には20社以上が殺到した人気作であり、漫画家:青野春秋のデビュー作です。そしてこの人気コミックの映画化にあたり、「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」『コドモ警察』、そして先日『HK/変態仮面』のメガホンをとることでも世間を騒がせた、いま最も多忙、かつ世間だけでなく「今、最も一緒に組みたい監督」として俳優からも人気と注目を集めるクリエイターの一人、福田雄一が監督・脚本を手掛けている。

 大黒シズオ、42歳。バツイチで子持ち。「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞めるも朝からゲームばかり。父親には毎日怒鳴られ、高校生の娘に借金し、バイト先ではミス連発。ある日、突然「とうとう見つけちゃった。俺、マンガ家になるわ」と宣言するのだが…。そんなどうしようもないシズオが、ここぞとばかりに映画館を浸食する日がある。それが「4(シ)月2(ズ)0(オ)日」シズオの日だ!!!連休を前にしてこのシズオの日から“そろそろ本気出して”妙な宣材が投下されようとしているという。

 まずは、「業界初!等身大・堤真一の、しかも本物のパンツを履いた「寝たんでぃー」」が登場!堤真一演じる大黒シズオの定番スタイルTシャツにパンイチ姿で、これまたお決まりの涅槃像ポーズのスタンディーならぬ「寝たんでぃー」が劇場に投入される。何とも横幅をとる、等身大パネル!さらに、下半身には本物のパンツが履かされており、気になる人はチラリとめくることも出来るので気になる人は遠慮なくめくってみてほしい。

 そしてスクリーン上では、堤真一さんの分身と言う謎の5人組「シズオ5」が踊る、劇場マナー啓発CMが上映される。SCANDALの主題歌「会わないつもりの、元気でね」にのせて、軽快に踊りながら劇場マナーを教えるこのCM。「劇場内での映画の撮影・録音は犯罪です。」「喫煙、携帯電話、泥酔、盗み食い、自転車、大声、横たわり,,,」など劇場でやってはいけない行為を『俺はまだ本気出してないだけ』の本編映像とともに、堤真一の分身たちが教えてくれる。この不審な5人組「シズオ5」を見かけたら劇場スタッフまでお知らせください、とアナウンスが入っているが、本気でマナーを守らなければ、この奇妙な5人が劇場に現れるかもしれない!?
 しかし、この「シズオ5」のキレのある動きはどこかで観たことがあるような…。それもそのはず、「シズオ5」でセンターに立って躍っているのは、“NO MORE映画泥棒”でおなじみ、“実は中の人はイケメン”と話題沸騰中のダンサー「o-kiさん」が“大黒シズオ”に扮しているのだ!日本ヒップホップ協会の副理事であり、「映画泥棒」のダンスも担当するo-kiさんが、ビデオカメラのかぶり物から、今度は精巧に作られた“大黒シズオ(堤真一)”マスクにチェンジし、 “大黒シズオ”となってダンスを披露。更に同じく大黒シズオマスクをかぶった5人のシズオダンサーとともに踊り、『俺はまだ本気出してないだけ』バージョンの劇場マナーCMが完成した!

♦「寝たんでぃー」と、劇場マナーCMは4/20(土)より全国の『俺はまだ本気出してないだけ』公開劇場(一部を除く。公開劇場は公式HPで確認可能)で観ることが出来る。

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執筆者

Yasuhiro Togawa