ベートーヴェンの名曲に乗せて奏でる珠玉のアンサンブルドラマ『25年目の弦楽四重奏』が、7月6日(土)より角川シネマ有楽町他にて全国順次公開いたします。
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ長調(作品131)は、”アタッカ”(休みなく演奏し続ける)による7楽章からなるベートーヴェンの異色の楽曲。この隠れた名曲をテーマに、長い人生において生じる迷いや葛藤を、弦楽四重奏というクラシカルな舞台で描く。愛憎入り混じるアンサンブルドラマを演じるのは、アカデミー賞俳優たちの豪華競演。『カポーティ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した、フィリップ・シーモア・ホフマン。『カポーティ』『マルコヴィッチの穴』で2度のアカデミー賞ノミネートに輝く、キャサリン・キーナー。そして『ディア・ハンター』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン。また、劇中音楽のスコアを、デビッド・リンチ作品でお馴染みのアンジェロ・バダラメンティが担当しています。

 本作の予告編が到着致しました。

【ストーリー】 
弦楽四重奏団フーガ結成25周年前夜。チェリストの突然の引退宣言から、ドラマは始まった。
冷徹なまでに精確な演奏で客を魅了する第一バイオリンのダニエル、色彩と質感を与える第二バイオリンのロバート、深みを添えるビオラのレイチェル、そして、チェロのピーターが完璧な四角を支えている。ある日、チェリストのピーターがパーキンソン病の告知を受ける。今季をもって引退したいと申し出るピーターに、残されたメンバーは動揺を隠せない。憤り、嫉妬、ライバル意識、家庭の不仲、不倫。それまで抑えてきた感情や葛藤が露呈し、不協和音が響きはじめる。バラバラにくずれ始めた”四角”に、最終楽章の幕は上がるのか。

予告編::http://youtu.be/JY0SuFpn03E

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執筆者

Yasuhiro Togawa