2012年、世界で最も観られた100年に一度の映像プロジェクト『アベンジャーズ』。日本時間の10日、第85回アカデミー賞(R)のノミネーションが発表され、本作が見事“視覚効果賞”にノミネートされました!!
全米では「ハリー・ポッターと死の秘宝
PART2」のオープニング興収記録を更新し、世界70カ国、そして日本においても圧倒的な興行成績で初登場NO.1を飾った本作。あの「アバター」を越えて史上最速で全世界興収10億ドルを突破したことでも話題となったが、本作のみどころのひとつが、今回ノミネートされた“視覚効果”のCG製作されたシーンの数々。
作業に当たったのはビジュアル・エフェクト・スーパーバイザーのジャネク・サーズとILM(インダストリアル・ライト&マジック)のチーム。アイアンマンのパワードスーツのシーンでは、ロバート・ダウニーJr.の動きに合わせすべてCG加工で制作されており、その想像を超えた着脱シーンは大きな注目を集め、さらに、着脱シーンはILMの日本人アーティスト(山口圭二氏)が担当し話題になった。また、ブルース・バナーがハルクへと変貌するシーンでは、バナーとハルクが同一人物である感覚を強調するために、モーションキャプチャーしたラファロの顔や動きをベースにハルクの造形が作り上げられ、より観客へリアリティを与えることに成功している。未知の邪悪な勢力がニューヨーク・シティを襲う終盤の壮大なアクション・シーンにおいては、オハイオ州クリーヴランドにニューヨーク・シティ42番街の街並みを再現し28の爆破装置を設置、道路上を波状に爆破させ、視覚効果を掛け合わせることで、驚異のスペクタクルを生み出す結果となった。
数々の視覚効果によって全世界を熱狂の渦に巻き込んだ本作は、『アバター』『タイタニック』に次ぐ、全世界歴代興行収入が3位という成績も残しており、まさにオスカー受賞の最有力候補と言って過言ではないだろう。

また、ネットなどで一般から投票を募り、今人気のある映画やドラマ、俳優、歌手を決める“ピープルズ・チョイス・アワード”(People’s
Coice Awards)が現地時間1月9日に発表され、好きなアクション俳優賞にソーを演じたクリス・ヘムズワース、好きな映画俳優賞にアイアンマンを演じたロバート・ダウニーJr.、好きな映画のスーパーヒーロー賞にアイアンマンが受賞した。半年以上経った今でも作品の人気が冷めやんでいないことがわかる結果となった。
 日本国内でも先月の12/19(水)にブルーレイがリリースされ、オリコン週間Blu-ray
Discランキングでは、リリース2週目でランキングを下げたものの1/14付のランキングで2週間ぶりに総合1位の座に返り咲くという快挙を成し遂げている。
まだまだ世界中を熱狂させ続けている最強映画『アベンジャーズ』、そしてアベンジャーズのメンバーの中でも最も高い人気を誇る、億万長者にして天才発明家トニー・スターク=アイアンマンの《最後の戦い》を描いたアクション超大作、『アイアンマン3』が4/26(金)に日本先行公開が決定しており、ますます期待が高まる!

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執筆者

Yasuhiro Togawa