2013年2月2日(土)“夫婦の日”での公開が決定した、廣木隆一監督作品『きいろいゾウ』。
宮崎あおいと向井理が夫婦役で初共演を果たす本作の共演者が発表となった。
人気子役の濱田龍臣、浅見姫香、本田望結をはじめ、柄本明、松原智恵子、リリー・フランキー、緒川たまきといった実力派俳優が勢ぞろいする。

2006年に発表された西加奈子のロングセラー小説、待望の映画化となる本作。
原作「きいろいゾウ」の帯コメントに「いつか、この小説の「ツマ」役を演じてみたいです。」とメッセージを寄せていた宮崎あおいと、雑誌内でお薦めの一冊として本作をあげた向井理。今をときめく2人の俳優が出演を熱望した作品が『きいろいゾウ』なのだ。

お互いのことを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う夫婦が主人公。天真爛漫な妻利愛子(つまりあいこ)は、背中に大きな鳥のタトゥーを入れた売れない小説家の夫・無辜歩(むこあゆむ)と出会ってすぐに結婚した。ふたりにはそれぞれ“秘密”があったが互いに話せないまま、それでも幸せな日々を過ごしていた。だが、ムコ宛に届いた1通の手紙をきっかけに、ふたりの気持ちは大きく揺らぎ始める。それでも分かり合おうとするふたりは、実は幼少期に読んだ“きいろいゾウ”という絵本が結んだ“運命の出会い”をしていたのだ—。

テレビドラマをはじめ活躍中の濱田龍臣は、ツマに淡い恋心を抱く不登校の少年・大地に、本作で銀幕デビューを飾る浅見姫香は、大地に積極的なアプローチをかける洋子に、「家政婦のミタ」で一大センセーショナルを巻き起こした本田望結は、病気で入院していた幼少期のツマを演じる。
ベテラン勢は、“社会の窓”を開け放つアレチ役に柄本明、その妻・セイカ役に松原智恵子。体が弱りはじめたセイカを、口は悪いけど優しく見守るアレチ夫婦は、ツマとムコの理想の夫婦像となっている。また、ムコが過去を背負うきっかけをとなった夏目と緑を、リリー・フランキーと緒川たまきが演じる。

また声の出演として、大杉漣、柄本佑、安藤サクラ、高良健吾という豪華俳優人も参加。周囲の生き物と話すことができるツマと交流する、動物や植物に扮するのも大きな魅力だ。ツマとムコの家の庭にありツマが“ソテツ”と呼ぶ木の声に大杉漣、逃亡癖のあるヤギの“コソク”に柄本佑、肉が大好物の野良犬“カンユ”に安藤サクラ。高良健吾は、クモ、草花、雨などに命を吹き込む。
 「きいろいゾウ」は、2013年2月2日(夫婦の日)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー!

■オフィシャルサイト:http://www.kiiroizou.com/

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa