作品を発表するごとに話題を呼ぶ監督、園子温。近作は連続でベルリン、ヴェネチア、カンヌといった世界的な映画祭に出品され、2011年は『冷たい熱帯魚』『恋の罪』で日本国内の賞を総ナメにし、『ヒミズ』で主演のふたりに第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞をもたらした。

今最も勢いのある園監督が実際に被災地で取材を重ね、見聞きした事実をもとに描かれる『希望の国』が、北米最大の映画祭でアカデミー賞前哨戦と言われる第37回トロント国際映画祭にて、コンテンポラリー・ワールドシネマ部門に正式出品され、ワールドプレミア上映されることが決定いたしました! また、10月4日より開催の第17回釜山国際映画祭にて、アジア映画の窓部門に正式出品されます(昨年、前作『ヒミズ』も両映画祭・同部門で出品。トロントの同部門には『コクリコ坂から』も出品)。園監督はどちらの映画祭にも参加し、登壇予定です。

その他の海外映画祭でも続々と出品が決定しており、そのすべての映画祭から監督登壇のオファーが殺到するほど、世界の注目を集めています! 

■『希望の国』出品映画祭一覧(すべて2012年)
第37回トロント国際映画祭にて、コンテンポラリー・ワールドシネマ部門 9/6-16
第32回ハワイ国際映画祭 10/11-21
第17回釜山国際映画祭 アジア映画の窓部門 10/4-13
第48回シカゴ国際映画祭 ワールドシネマ部門 10/11-25
第13回サンディエゴ アジア映画祭 マスターズ部門 11/1-9
第23回ストックホルム国際映画祭 アジアン・イメージ部門 11/7-18
第49回台北金馬電影展 11/8-22
第6回アジア・パシフィック・スクリーン・アワード コンペティション部門 11/23
第30回トリノ国際映画祭 フェスタ・モバイル-アウト・オブ・コンペティション部門
(昨年は園子温監督特集を上映!) 11/23-12/1

★釜山国際映画祭ディレクター キム・ジソク氏コメント
3.11の黙示録。でも、希望は残っている。園子温監督が伝える偉大なる生命の賛美だ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa