「ちいさなひとのえいががっこう」は子どものための映画学校を作るべく立ち上げられた、ボランティアによるサークルです。これまで「おはなしくらべ」などの子ども映画会を過去に42回、また「映画館遠足」を5回企画して実施してきました。
http://yaplog.jp/eigagakkou/

いよいよ夏休み。夏といえば、海、山、花火に…ホラー!
毎年、さまざまな怪談・ホラー映画が製作され、公開されます。
ちいがくでは、子どもでも楽しめて、笑えるけどちょっぴりコワい短編アニメーションを8月18日(土)に上映します。翌週の8月26日(日)には、ザムザ阿佐谷を会場に、子ども向けホラー映画を題材とした「親子で映画館遠足」も準備中ですので、その予習にもなります。
暑い夏、ちょっとのキョウフで、涼しく過ごしてみませんか?
子ども向けのアニメーションばかりなので、初めてのお子さまにも安心です。
上映のあとには、夏休みの自由研究にも役立つ、視覚おもちゃの工作も実施します。

上映の合間には16mmフィルム映写機を近くで見学しながら、映写の仕組みを学ぶプログラムも予定しています。子どもたちはもちろん、親にとっても楽しめるプログラムとなっています。
入場は無料。
ぜひ、この上映会を広く知っていただくために、みなさまのご協力を賜りたく、お願い申し上げます。
詳細については、担当の岡崎( eigagakkou@hotmail.co.jp )までお問い合わせください。

■開催概要
主催:ちいさなひとのえいががっこう
助成:独立行政法人国立青少年教育振興機構(子どもゆめ基金)
後援:杉並区教育委員会
協力:特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
日時: 2012年8月18日(土) 14:00-15:40
会場:杉並区立中央図書館 視聴覚ホール (杉並区荻窪3-40-23)
    →JR中央線、地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅南口から徒歩10分
   地図→https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/TOSHOW/html/SHISETSU/index_01.html
料金:無料(先着40名)
ブログ:http://yaplog.jp/eigagakkou/
お問い合わせ:ちいさなひとのえいががっこう(担当:岡崎)
   e-mail: eigagakkou@hotmail.co.jp
  *大人だけの参加(見学、取材など)をご希望の際はあらかじめご連絡ください。

■上映スケジュール
【14:00 開始】
 14:00 映画を観る前のお話
 14:05 上映開始
     「きもだめしのばん」16mm、15分
     「のっぺらぼう」16mm、15分 14:45 休憩、映写機見学
 15:00 視覚おもちゃ工作ワークショップ
 15:35 ワークショップ終了、おわりのことば
 【15:40 終了予定】

■上映作品の解説
「きもだめしのばん」
(15分/1988年/オープロダクション/日本/カラー/16mmフィルム)
ある冬も近い夜、村の若者たちが茂吉の家に集まって、わら仕事をしていました。退屈になってきたので、弥助がおもしろいことを思いつきました。「これから、みんなできもだめしをするべ」。裏山のお墓の大きな松の木の上で、ひとばんをすごそうというのです。しかし、誰もこわがって行こうとしません。「誰も行かねえなら、オラが最初に行くだ」と茂吉がいいました。縄とカマを持って出発した茂吉ですが、だんだん心細くなってきます。なんとか松の木の上に登った茂吉。そこへ家にいるはずのゴンが呼びにきたのです・・・。
原作:小暮正夫、原ゆたか/絵コンテ・演出:岡佳広/キャラクターデザイン・作画:才田俊次/美術:青木稔

「のっぺらぼう」
(15分/1988年/オープロダクション/日本/カラー/16mmフィルム)
大工の正八は、町はずれのお寺の修理をしていました。ついつい仕事に夢中になってしまい、もう日も暮れそうです。仕事を終えて縁側でお茶を飲んでいると、和尚さんが妙なことを言い出しました。「こよいは満月。帰りはじゅうじゅうお気をつけなされ・・・。」さすがの正八も帰り道が心配になってきました。空には赤い不気味な月。正八は帰り道を急ぎます。すると、お堀の柳の下に、白い女の人の影が・・・。原作:小暮正夫、原ゆたか/脚本・演出:楠美直子/キャラクターデザイン・作画:小松原一男/美術:田中静恵

★★★ オープロダクションとは ★★★
1970年5月、4人のアニメーター、塩山紀生、村田耕一、小松原一男、米川功真によって、設立された作画の下請けプロダクションです。以来40年以上に渡り、原画・動画の作画プロとして多くの作品の中心としてかかわってきました。
主な作品は「アタックNo.1」、「タイガーマスク」、「アルプスの少女ハイジ」、「母をたずねて三千里」、「銀河鉄道999」「ゲッターロボ」「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」「メトロポリス」「千と千尋の神隠し」など歴史的な作品全てに深く参加してきました。
1982年には高畑勲監督を招いて自主制作の長編アニメ「セロ弾きのゴーシュ」を公開し、好評を得ました。
現在ではアニメーター26名強を擁し、「ちびまる子ちゃん」「マイマイ新子と千年の魔法」「カラフル」「スティッチ」など話題作に参加しています。(オープロダクションHPより)

小松原一男 プロフィール(1943年12月24日 – 2000年3月24日)。1970年代から1980年代の東映動画作品を代表するキャラクターデザイナーとして活躍。主な原画や作画監督、キャラクターデザイン担当作品に、『魔法使いサリー』、『デビルマン』、『ゲッターロボ』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』、『銀河鉄道999』、『風の谷のナウシカ』など。
才田俊次 プロフィール主な原画や作画監督担当作品に、『タイガーマスク』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『パンダコパンダ』、『アルプスの少女ハイジ』、『母をたずねて三千里』、『赤毛のアン』、『未来少年コナン』、『セロ弾きのゴーシュ』、『じゃりン子チエ』、『風の谷のナウシカ』、『マイマイ新子と千年の魔法』など。

■「ちいさなひとのえいががっこう」とは…?
 「映画を勉強しよう!」をコンセプトに、子どもも親も一緒になって映画を楽しめる場を作りたい、とボランティアの有志が集まって活動を始めたサークルです。これまでに「こどもえいがかい」を42回開催してきました。
活動を開始してから7年が経ちました。これからもいろいろな映画上映会で映画を楽しんだり、近くの映画館へ遠足に行ったり、映画の作り方の秘密を知るためのワークショップを企画しようと考えています。
ただいま「ちいさなひとのえいががっこう」では、一緒に活動をしてくれるボランティア・スタッフ(年齢・職業関係なし!)と、一緒に映画を楽しんで観てくれる生徒を募集しています。ブログはhttp://yaplog.jp/eigagakkou/
詳しくは、eigagakkou@hotmail.co.jp (岡崎)までお問い合わせください。

執筆者

Yasuhiro Togawa