株式会社プロダクション・アイジーは、劇場アニメーション『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』のプロモーションを目的とした代替現実ゲームを2012年4月27日より本格始動いたしましたのでお知らせいたします。

このプロモーションは2012年3月31日よりイベントやWEBサイトを通して行われており、今回その主要コンテンツとしてスマートフォンで遊べるソーシャルゲームライクなミニゲーム「Sirrut Hacking Cloud(サーラット・ハッキング・クラウド、以下SHCと記載)」を開始いたしました。

『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』に関する代替現実ゲーム概要
代替現実ゲームの参加者は『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』の劇中に登場する秘密組織「サーラット」と接触したことをきっかけに、『BLOOD-C』の世界観に即した様々な情報に触れてゆきます。その結果、『BLOOD-C』のTV版・劇場版の世界観をあたかも現実に存在するかのように疑似体験します。
この代替現実ゲームは、参加者に楽しみながら『BLOOD-C』のストーリーについての理解を促進することで、訴求効果へと繋げる施策となっています。今回開始した「SHC」もその一環です。

「SHC」ゲーム概要
参加者は「サーラット」の一員として劇中で敵対している企業「セブンスヘブン」や関連組織に対してハッキングを行うという設定で、様々な情報を入手してゆきます。入手できる情報は『BLOOD-C』の世界観に即したものとなっており、『BLOOD-C』が現実にはみだしたかのようなリアリティを演出しています。

タイトル: Sirrut Hacking Cloud(サーラット・ハッキング・クラウド)
URL: http://sirrut-hacking-cloud.net/
開始日: 2012年4月27日
推奨環境: スマートフォン(iOS(4.1以降)もしくは、Android(2.2以上)の標準搭載ブラウザ)
利用料: 無料(通信料は別途かかります)

代替現実ゲームについて
北米発のゲームジャンル Alternate Reality Game(ARGと略されます)の訳語です。その最大の特徴は、複数のプレイヤーが交流しながらゲームを進めていくことにより、自分が作品世界の一員になったかのような体験ができる点にあります。
プレイヤーは、現実の自分のままで、現実と交差する物語世界に参加することができます。架空の物語世界が現実に存在するかのように展開されるため、参加者は虚構と現実の狭間を行き来することとなり、今までにない感覚の体験をさせることができます。これにより高い訴求効果と没入感が期待できることから、欧米では映画をはじめとしたプロモーションの手法としても活用され多くの実績があります。
【北米における代替現実ゲーム制作例】
映画『ダークナイト』のプロモーション用に制作された代替現実ゲーム「Why so Serious?」は1000万人以上の参加者を得て、2009年のカンヌ国際広告祭のサイバー部門のグランプリを獲得しました。

『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』公式サイト http://www.blood-c-movie.jp/

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49903

執筆者

Yasuhiro Togawa