宮城県南三陸町の災害ラジオ局≪FMみなさん≫を中心に追いかけたドキュメンタリー映画「ガレキとラジオ」を、2012 年秋に公開いたします。
本作品は、平成23 年3 月11 日に発生した東日本大震災で、町内の60%以上の世帯が罹災し、8,000 名以上(町の人口の約半数)の方々が避難生活を送ることになった宮城県南三陸町を舞台に、震災後もそこに生きる人々の日常と復興への軌跡を記録するドキュメンタリー映画です。
津波で流された防災無線の代わりに震災後に生まれた小さなFMラジオ局を通じて、津波による被害で全てを失い苦しい生活の中にあっても笑顔を絶やさない強さや、淡々と日々を取り戻すたくましさ、希望を胸に未来に向かう人々の姿を追いかけます。

制作にあたっては、趣旨に賛同いただいた俳優・役所広司氏がスペシャルサポーターとして、ナレーションで参加します。
また本作品は、映画を通じた被災地支援を目的に制作され、映画の収益は、作品を広く知っていただき、被災地への継続した支援について理解を深めていただくための活動や、被災した地域の復興に役立てるための寄付などにも利用されます。
映画「ガレキとラジオ」の続報・プロモーションやチャリティなどの詳細は今後、映画特設webサイト(URL:http://www.311movie.com)にて随時発表してまいります。

■ナレーション:役所広司氏
「この記録映画が、日本だけでなく、世界中に笑顔の輪を広げ、
東北の復興の力になるよう祈ります。
この企画に参加できて幸せです。」
役所広司

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執筆者

Yasuhiro Togawa