ソニー・ミュージックエンタテインメント提供、アスミック・エース配給、ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト出演の音楽ムービー『ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター』9月9日(金)公開に先立ち、FUJI ROCK FESTIVAL’11が日本最速試写会も行われた。

7月29日(金)24:00、FUJI ROCK FESTIVAL’11、ホワイトステージ隣のフードコート・ところ天国にて、深夜の『ゲット・ラウド』日本最速野外試写会が行われた。上映開始30分以上前から、待ちきれないように人が集まりはじめ、おのおのフードコートで、温かい食べ物や飲み物を持って開始まで過ごしていた。上映が始まるころには、300人ほどの音楽ファンが集った。中には小さな子どもとご一緒の家族連れや、外国からのグループなどもいて、幅広い層にまで関心の度合いが広がっているのが感じられた。皆準備よく、自分の椅子を持ち込んで陣取り、途中少し強く雨が降ってきても退場する事なく、全員が最後まで映画に観いっていた。

ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト3人のギターレジェンドのファンだけでなく、心底音楽好きが集まり会場全体が一体感に包まれているような光景だった。迫力の5.1chドルビーサラウンドで響き渡ったダイナミクスなエレキギターは、まるで目の前で彼らの生演奏を聴いているかのようで、リズムを刻み体を揺らす人が多く見受けられた。途中彼らの貴重な過去映像が流れる度、感嘆の声がいたる所で上がり、特にU2のライブシーンでは、大歓声となった。エンドロールが流れ始めても立ち上がる人はおらず、3大ギタリストによる奇跡のセッションの余韻に浸っているかのようであった。25:40の終了時には、3人のレジェンドたちの音楽への深い愛情に共感と感動をおぼえたのであろうか、自然と拍手が沸き上がった。観賞した人の中には、「3人3様のギタースタイルと音楽へのこだわりがかいまみえて面白かった」と感慨深げに述べてくれたFUJI ROCK FESTIVAL参加10回目のベテランの方や、興奮した面持ちで「ゲット・ラウド最高!」と叫び歓喜に沸く若者達など、非常に満足度が高いコメントが多く上がった。

本物の音楽ファンが集まる一大イベント、FUJI ROCK FESTIVALだからこそ生まれる一体感に酔いしれた上映会だった。こうして音楽通をも興奮の渦に巻き込み大盛況の内に終了したFUJI ROCK FESTIVAL’11最速試写は、9月9日(金)の公開に向けて大きな一歩となった。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49605

執筆者

Yasuhiro Togawa