映画やドラマが公開し、そのロケ地が人気の観光スポットとなることはよくあること。

しかし、今回の「ジュリエットからの手紙」の現象はちょっと面白いことになっている。この作品は、ロマンチックなイタリア、ヴェローナ地方を舞台にしたロマンチックなラブストーリー。その中に登場するのが、実在の団体“ジュリエット・クラブ”だ。

”ジュリエット・クラブ”とは、「ロミオとジュリエット」のモデルとなったヒロイン・ジュリエットの生家のジュリエット宛へ、世界中から恋の悩みが届く現象に、返事を書いているボランティア団体のこと。

そんな“ジュリエット・クラブ”は日本ではほとんど知られておらず、今までは1年に10通ほどしか届いてはいなかった。

しかし、5月14日に日本公開された「ジュリエットからの手紙」で、この団体のことが広く紹介され、日本語で返事を書いているスタッフもいることが知られて以来、Twitter上でも話題になり、日本からの手紙の数が激増したという。

その数、なんと1日に20通!週5回受け取ると考えても500倍に増えたというのは驚きの数字だ。

「ジュリエットからの手紙」はBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開中!

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執筆者

Yasuhiro Togawa