本作は、『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロが製作し、本国スペインでは2週連続No.1の大ヒットを記録したダーク・ホラー作品。主人公フリアの視力は徐々に低下し、カメラアングルはそれに呼応するかのように変化していく…。観る者の神経は研ぎ澄まされ、彼女と共にギレルモ・デル・トロの描く闇へと引きづり込まれる—。

視界ゼロの恐怖に耐えられるか!?
【STORY】
 角膜移植手術を終えたばかりの全盲の女性の首吊り死体が自宅地下室より発見された。自殺したサラの双子の妹・フリアは、姉の死に疑問を感じ、他殺ではないかと疑い始める。調べていくと、姉には「恋人」と思われる男性がいたらしい。しかし、誰しもが口をそろえて彼の顔を見ていない、という。姉の足跡をたどる先々でフリアの周りでも、正体の見えない不穏な人影がチラつき始める。そして、同時に彼女の視力もなくなりつつあった。徐々に闇に包まれていくフリア、完全失明までに彼女に残された時間は1ヶ月。フリアは姉と同じ状況に陥ってしまうのか!? そして、犯人は確実にフリアに近づきつつあった・・・・。

第25回ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)主演女優賞ノミネート(ベレン・ルエダ)
トロント国際映画祭2010 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品
シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2010オープニング作品

6月 ヒューマントラスト渋谷ほか全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa