第83 回アカデミー賞 主要5 部門にノミネート!
作品賞、監督賞(ダーレン・アロノフスキー)、主演女優賞(ナタリー・ポートマン)、撮影賞、編集賞

プロダクション・デザイナー テレーズ・デプレス
全米美術監督組合賞 美術賞(コンテンポラリー部門)受賞!

第83回アカデミー賞ノミネートにおきまして作品賞、監督賞(ダーレン・アロノフスキー)、主演女優賞(ナタリー・ポートマン)、撮影賞、編集賞の主要5部門にノミネートされておりますダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』(5月13日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー)。

全米では現在公開10週にして全米ランキング10位をキープ(1,977スクリーン)。興行収入は間もなく1億ドルを突破(累計9,600万ドル)という、異例の大ヒット記録を更新し続けています。その後イギリス、ドイツ、オーストラリアなど世界28ケ国の1,913スクリーンで上映され、各国で軒並み大ヒットを記録中(興行収入累計4,800万ドル)。イギリスとドイツでは公開3週目にしてTOP3をキープ。また、今週封切られたオランダ、ノルウェイ、ブラジル、チリ、ペルーでも全てTOP3入りを果たし、来週からはフランス、ロシア、メキシコでの公開を控え、その勢いは衰えることなく世界に広がっています。

この度、2月5日に発表されました第15回全米美術監督組合賞(ADG)におきまして『ブラック・スワン』が美術賞(コンテンポラリー部門)を受賞致しました。同部門でノミネートされたのは『インセプション』や『ソーシャル・ネットワーク』などの注目作。『ブラック・スワン』のプロダクション・デザイナーをつとめたのはテレーズ・デプレス。ナタリー・ポートマン主演の『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』や、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』など記憶に残る映像イメージの作品のデザイナーを多くつとめ、監督のダーレン・アロノフスキーも「私はテレーズと一緒に組みたいとずっと前から思っていた。」と語るように多くの功績を持つ。

新たな解釈の「白鳥の湖」のために、ダークで現代的かつ大胆で、何よりも映画的な舞台をデザインするという最大の挑戦を見事に成し遂げた彼女。 “カメラが捉えるもの全て”にこだわりぬいたテレーズ・デプレス。『ブラック・スワン』で描かれる人間の光と影をあぶり出した残酷なまでに美しく魅惑的な映像世界。その世界観の美しさの証明ともなった今回の受賞だ。

映画『ブラック・スワン』は、5月13日(金)TOHO シネマズ日劇ほか全国ロードショー

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執筆者

Naomi Kanno