芥川賞作家 絲山秋子の同名小説が待望の映画化!!
成宮寛貴 & 内田有紀 W主演、金子修介監督(「デスノート」)最新作

一生忘れられない恋がある───
生きること、愛することの哀しみと歓びを描く究極のラブストーリー。

気ままな大学生と、強気な年上の女。
かつての無邪気な恋人たちは、いつしか別れ、気づけばそれぞれに、取り返しのつかない喪失の中にいた。行き場をなくし、変わり果てた姿で再会した二人の、むき出しの愛。

いつもお世話になっております。
12月、有楽町スバル座、シネマート新宿他全国公開となる「ばかもの」。原作となった絲山秋子著『ばかもの』が、いよいよ文庫化され、10月1日新潮文庫より発売されます。

名匠・金子修介監督が、絲山作品のもつ原始的ともいえる生命力や官能をも見事に捉え、忘れたくても忘れられなかった2人の10年にわたる<不器用な純愛>が描かれる。そして最後、未来に希望を抱く、清涼の風を感じるラストシーン。愛と優しさに溢れる傑作が誕生いたしました。

映画とはまた違った、原作の世界もお楽しみいただきますようお願いいたします。

また、著者の2年ぶりの新刊となる長編小説『妻の超然』は、9月30日、新潮社より発売されます。

●『ばかもの』
一生忘れられない恋がある——。究極の恋愛長編。
高崎で気ままな大学生活を送るヒデは、勝気な年上女性・額子に夢中だ。だが突然、結婚を決意した彼女に捨てられてしまう。何とか大学を卒業し就職するが、ヒデはいつしかアルコール依存症になり、周囲から孤立。一方、額子も不慮の事故で大怪我を負い、離婚を経験する。全てを喪失し絶望の果て、男女は再会する。長い歳月を経て、ようやく二人にも静謐な時間が流れはじめる。傑作恋愛長編。(420円、新潮文庫刊)

●『妻の超然』
文学がなんであったとしても、化け物だったとしても、おまえは超然とするほかないではないか。
おまえはこの町に来て初めて知ったのだ。ここでは、夕日はいつも山の向こうに沈む——。「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」を収録。異色の三部作。(1470円、新潮社刊)

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執筆者

Yasuhiro Togawa