世界中で絶賛の嵐を巻き起こし、日本全国でも大ヒット上映中の映画
『母なる証明』(ポン・ジュノ監督)が、このたび第22回「日刊スポーツ映画大賞」の<外国作品賞>を受賞、しかも韓国映画では初の受賞という快挙を成し遂げました。
候補作品として、本作の他に『グラン・トリノ』『スラムドッグ&ミリオネア』等が挙げられ、決戦投票で『グラン・トリノ』を退けての受賞となりました。

「韓国社会の息苦しさや、いろんなものをわざとらしくなく描いている」といった評価が挙げられております。
また、ポン・ジュノ監督も非常に喜んでおり、「とても光栄です。『母親』というテーマで、日本の観客や評論家の方々とコミュニケーションをとれたことがとても嬉しい。
これからも韓国映画の怪力に注目してほしいです」とコメントを寄せております。
授賞式は12月28日に紀尾井町のホテルニューオータニにて行われます。
『母なる証明』は韓国をはじめ様々な映画祭・映画賞において、さらなる受賞ラッシュ。

先日発表された第30回「青龍映画賞」では、<最優秀作品賞><男優助演賞(チン・グ)> <照明賞>の3冠に輝きました。
第3回「アジア・パシフィック・スクリーン・アワード」では<主演女優賞(キム・ヘジャ)>を受賞、第25回「インディペンデント・スピリット・アワード」<外国語映画賞>にもノミネートされております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa