鬼才・村上賢司監督<ラブ・ドキュ>シリーズ第2弾

“究極の女性美”へのあくなき挑戦が生んだ奇蹟のドール! 世界の人形史にエポックを刻むラブドールたちの愛おしく可憐な姿を、白昼夢のような映像でつづるドキュ・ムービー「ラブドール 抱きしめたい!」が、10月10日より渋谷ユーロスペースにてレイトロードショーされることが決定した。

昨年公開された「ラースとその彼女」、女性映画監督タナダユキの小説「ロマンスドール」、そして是枝裕和監督の話題作「空気人形」と、にわかに注目を浴びるラブドール。南極1号と呼ばれたゴム風船人形から始まった日本のダッチワイフは、開発者たちの切磋琢磨によって果てしない進化をとげ、ラブドールの通り名で一躍市民権を得はじめている。
最先端シリコン素材でできた、この美しきバーチャル・ラバーズたちは、もはや性的玩具の域をはるかに超え、地下王国の“アート”にまで進化している。本作「ラブドール 抱きしめたい!」は、そんな日本のリアルラブドールたちを、彼女たちの愛の家で、そして東京の繁華街に、下町に、工場地帯にとエスコートして撮影した、衝撃のドキュ・ムービー。

監督はサブカル映像作家、村上賢司。「ラブホテル・コレクション 甘い記憶」(9月〜12月にかけて全国公開)に続く、“ラブ・ドキュメンタリー”シリーズ第2弾。協力はラブドールの進化を常にリードしてきたオリエント工業。「空気人形」でも撮影協力している同社の、葵、小雪、めぐ、麗、愛、智子、キララ、空、凛、と人気ドールが総出演している。被写体の魅力を最大限に引き出すため、最新鋭の一眼レフ・スチールカメラのビデオ機能を使って撮影、今までにない深みのある映像を実現したのも新しい試みである。

なお、ユーロスペース公開初日の10月10日には、村上監督と3人(体)の出演ドールが舞台挨拶を行う予定。東京公開に続き、地方での劇場公開も予定されている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa