全ての労働者に送る、社会派エンターテイメント 2008年あらゆるメディアに取り上げられ、流行語大賞TOP10入りを果たした『蟹工船』。80年前のプロレタリア文学の名作が、その構造は残しながらも、大胆な現代的アレンジを施し映画となって現代に蘇ります。脚本・監督は、各国の映画祭で注目を集める異才SABU。主演の虐げられる労働者役に松田龍平、労働者たちを酷使する鬼監督役には西島秀俊、そのほか一躍注目を集める若手俳優、高良健吾、新井宏文、柄本時生、そして本作が映画初出演のTKOを迎え、お届けする超話題作の「蟹工船」のいよいよ公開日が7月4日に決定いたしました!

【STORY】
カムチャツカ沖で蟹をとり、船上で缶詰に加工する蟹工船「博光丸」。そこでは出稼ぎ労働者たちが劣悪な環境におかれ、安い賃金で酷使されていた。過酷な労働と栄養失調で亡くなる者も続出した。監督・浅川は労働者を人間扱いせず、非道のかぎりを尽くす。労働者の一人・新庄は、現世に未来はないので、来世こそは金持ちに生まれると、妄想を皆に説く日々だった。 ある時、新庄は蟹工船から脱出し、幸運にもロシア船に救助される。そこで始めて目にする全く別の世界。目覚めた新庄は蟹工船に戻り、皆に今の状況に甘んじてはいけないと一斉蜂起をけしかける。

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執筆者

Yasuhiro Togawa